2016/03/30 終の棲家 |
京都、鴨川のほとり。 ここに明治の元勲、木戸孝允の終の棲家あります。 |
版籍奉還、廃藩置県など、新しい日本の舵取りを担い、 大きな足跡を残してきた木戸。 |
しかし時は流れ、いつしか日本は 思い描いていた国の形とは、 かけ離れたものになろうとしていました。 |
西郷ら、かつての同志たちは各地で反乱を起こしましたが、 時代は元には戻りませんでした。 |
数々の斬り合いも、蛤御門での負け戦も、 薩長の同盟も、そして戊辰戦争の興奮も すべてがなかったことのように流れていく。 |
自分は長く生き過ぎた・・・ |
木戸は、ひっそりと人生の幕を引くことを選びました。 ただ、この国の未来に幸多かれと祈りながら。 |
国:日本 京都市中京区 人:木戸孝允(桂小五郎) 終の棲家 |
曲名:薄明かりの下で
作曲:大島 ミチル |