2016/11/23 理想の原点 |
大阪城のほど近くに 茶人、千利休が考え抜いた茶室がありました。 |
利休が、この茶室をつくったのは60を過ぎたころ。 |
客をもてなすというには、あまりにも質素なしつらえ。 茶の湯を権力の象徴と考えていた豊臣秀吉たちは さぞ呆気にとられたに違いありません。 |
さらに利休は、その客から自ら姿を隠し、 隔てた壁の向こうで、茶を点て、献じました。 |
茶の世界とは自分と向き合い、己を見つめ直すもの。 客にこの場を提供することこそが、茶のもてなしなのだ。 |
利休がたどり着いた、一つの境地でした。 |
信じる茶の道を、一人突き進んだ千利休。 しかしこの道の果てには、悲劇が待っていました。 |
国:日本 大阪 人:千利休 理想の原点 |
曲名:届かぬ人に
作曲:六三四プロジェクト |