2017/10/04 終の棲家 |
東京・世田谷に民俗学者、柳田國男が 最後に暮らした家がありました。 |
彼がこの家を建てたのは80歳を過ぎたころ。 |
未踏の民族学を切り開いてきた鉄人も、 さすがに足が萎え、階段の昇り降りさえ 不自由になっていました。 |
そんな柳田が最後に打ち込んだ仕事が稲作の研究でした。 |
稲作は国の基本。 この仕事は必ずや人々を未来へと導く鏡になる。 |
柳田は、命果てる時まで研究をやめませんでした。 |
柳田國男は小さな書斎の一角から 日本の明日を確かに見据えていました。 民俗学という道連れとともに。 |
国:日本 東京都世田谷区成城(岩手県遠野に移築) 人:柳田國男 終の棲家 |
曲名:運命の赤い毛
作曲:藤澤 慶昌 |