2017/12/20 夢をつなげた競技場 |
チェコのプラハへと向かう列車に 「英雄」と呼ばれた男が乗っていました。 |
陸上の金メダリスト、エミール・ザトペック。 6年ぶり、ひとりぼっちの帰還でした。 |
祖国に金メダルをもたらせたのち、 「プラハの春」に連座し、 地位も名誉も、その名前すらも奪われていました。 |
ザトペックの足は自然とここに向ったといいます。 |
いつも夢見ていたホームグラウンド。 いつかもう一度歓声の中で走りたい。 それが、辛い日々のかすかな光だったのでしょう。 |
ザトペックは、 2000年にこの世を去りました。 |
自由の象徴、ヴァーツラフ広場。 ここには、ザトペックや多くの人々の 魂が今も宿っています。 |
国:チェコ共和国 プラハ 人:ザトペック 夢をつなげた競技場 |
曲名:勝利セシ者達
作曲:深澤 秀行 |