2019/10/16 最後の旅路 |
古都・奈良。 この地を俳人・正岡子規は訪れました。 |
明治28年、28歳のとき。 病を患い、ふるさとの松山で静養した後、 やって来たのです。 |
悠久の歴史。 眩しい命の輝き。 すべてが子規を癒してくれました。 |
歩き疲れた彼はひと休みします。 大好きな柿をひとくち。 |
そのとき響いてきたのが、心地よい寺の鐘の音でした。 ・・・そして生まれた珠玉の一句。 |
「柿くへば 鐘が鳴るなり法隆寺」 |
正岡子規はこの地で、満ち足りた時を過ごしました。 これが人生最後の旅になるとは、露知らず。 |
国:日本 奈良県 人:正岡子規 最後の旅路 |
曲名:インハンド〜未来は、僕たちの手の中にある〜
作曲:得田 真裕 |