2020/09/30 孤独を知った家 |
愛知県半田市に「ごんぎつね」の作者・新美南吉が 幼少時代を過ごした家があります。 |
母を病で亡くした彼が、 祖母の家の養子になったのは、大正10年、8歳のとき。 |
しんと静まり返った、古い家。 |
南吉は祖母とふたりきりの暮らしに どうしても馴染むことが出来ません。 |
思い出すのは死別した母のこと。 淋しさを堪えながら、ひとりの時間を過ごしました。 |
「かなしみはだれでももっているのだ わたしばかりではないのだ」 |
後に、母と子の物語を幾つも紡いだ新美南吉。 |
彼は生涯忘れませんでした。 |
幼い頃にここでおぼえた、母への想いを。 |
国:日本 愛知県半田市 人:新美南吉 孤独を知った家 |
曲名:戸惑いのコンチェルト
作曲:高梨 康治 |