2020/10/21 母への想い |
愛知県半田市。 |
童話作家・新美南吉は 故郷で最期のときを過ごしました。 |
病を患った彼が、母が亡くなるまで共に暮らした 家に帰ってきたのは、昭和18年。 |
体力の衰えが激しく、寝込むことの多かった南吉。 |
それでも力を振り絞って、机に向かいます。 |
彼にはどうしても書きたい作品がありました。 |
「狐」と題したその童話には 南吉が生涯追い求めた 母と子の理想の姿が描かれていたのです。 |
「お母さんの胸にしがみつきました 涙がどっと流れて来ました」(「狐より」) |
間もなく新美南吉は、29年の短い生涯を閉じました。 最愛の母のもとへ旅立つように・・・ |
国:日本 愛知県半田市 人:新美南吉 母への想い |
曲名:旅立ち
作曲:伊賀 拓郎 |