2021/08/11 「智恵子抄その後」 |
岩手県花巻市に、 詩集「智恵子抄」の作者高村光太郎が 妻を亡くし、独り暮らしをした家があります。 |
人里離れた地で、自給自足の生活をはじめたのは、 太平洋戦争終戦まもない、昭和20年10月。 |
創作意欲も衰え、妻・智恵子と過ごした日々を ただ静かに振り返ります。 |
「智恵子抄」発表から4年・・・ やっと光太郎は筆をとりました。 |
そして、亡き妻への溢れる思いを 書き始めたのです。 |
「智恵子は死んでよみがへり わたくしの肉に宿ってここに生き かくの如き山川草木に まみれてよろこぶ」 |
高村光太郎はここで再び、立ち上がりました。 |
妻・智恵子への永遠の愛を、その胸に。 |
国:日本 岩手県花巻市 人:高村光太郎・智恵子 「智恵子抄その後」 |
曲名:古い映画館 〜メインタイトル〜
作曲:藤原いくろう |