2021/12/15 激動のなかで |
文久3年京都。 徳川家ゆかりの東本願寺に 一橋慶喜、後の徳川慶喜はやって来ました。 |
将軍後見職に就いていた慶喜。 彼はここで、14代将軍家茂の 上洛準備を行います。 |
そんな慶喜のもとを、攘夷派の公卿や志士が 連日のように訪れました。 |
開国に反対する彼らは 外国人を追い払うよう、激しく訴えます。 |
しかし慶喜はこう考えていました。 |
「日本のみが鎖国を守り続けるのは、 世界の形勢に反している」 |
将軍の後見人でしかない自分に、 何が出来るのだろう?・・・ この庭で未来を見つめ、思い悩んでいたのです。 |
慶喜はこのとき、知る由もありませんでした。 4年後、自らが将軍の座に就くことを。 |
国:日本 京都府京都市 人:徳川慶喜 激動のなかで |
曲名:胸に灯る闘志
作曲:高梨 康治 |