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2022/02/16 思い出の寺 |
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信濃の国、柏原。 宝暦13年、雪深いこの村で小林一茶は生を受けました。 |
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３歳のときに母親を亡くした一茶。 父親の再婚相手に懐けず家に居場所のなかった彼は この寺でひとり、淋しい時を過ごします。 |
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幼い一茶はここで目にしました。 厳しい自然のなか、根を張る草木。 寒さに耐え忍び、雪どけを待つ鳥たち。 |
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辛いのは自分ひとりじゃない･･･ 数多の命の輝きが一茶に 決して孤独でないことを教えてくれたのです。 |
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後年、一茶は少年時代を振り返り こんな句を詠みました。 |
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「我と来て遊べや親のない雀」 |
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一茶は生涯忘れませんでした。 明日への希望を与えてくれた、この寺を。 |
| 国：日本 長野県信濃町 人：小林一茶 思い出の寺 |
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曲名：アキ#1〜謎の女・アキ〜
作曲：吉田 潔 |
