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共犯者

2003年10月期 水曜ドラマ
ストーリー

第1話

2003年10月15日放送

カード会社の課長である冬川美咲(浅野温子)には、誰にも言えない秘密がある。それは、15年前に同僚の塔山紗江(中山忍)を殺害したこと。あと2ヶ月と2日で時効。それまで静かに息を潜めて暮らすはずだった…。

しかしある日、そんな日常が乱される。突然、職場にかかってきた電話。電話の男は、美咲の犯罪を知っているらしい。動揺する美咲。社内を探すが、それらしい男の影はない。もしや、社員の誰かのイタズラなのか? 美咲が働く会員サービス部計算課は、若い女性ばかり数十人が所属している。唯一の男性社員は高杉亮(池内博之)。高杉の恋人の坂下舞(奥菜恵)、同僚の清水深雪(有坂来瞳)、矢野沙織(小野真弓)、沢井恭子(松尾れい子)、新人の小田広海(乙葉)も同じ部署である。誰もが15年前の事件のことは知っているはずだ。

さらに、当時は美咲と塔山紗江の上司だった中尾文彦(佐野史郎)は現在、常務となり社内に残っている。疑心暗鬼になった美咲のもとに、事件の担当刑事だった木場圭一郎(石橋蓮司)が訪ねてくる。2ヶ月後に迫った時効を前に、犯人を逮捕しようと勝負をかけているのだ。

その夜、美咲が帰宅すると、玄関のチャイムが鳴る。「宅配便です」。それは、かつて美咲が塔山紗江を殺した時と同じ状況。混乱する美咲。ふと美咲が気づくと、男は部屋の中にいた! その謎の男(三上博史)は、自分を脅迫者だと名乗り、秘密を守るかわりに、一緒に暮らすことを強要する。男の本当の目的は? 男はどこまで知っているか? 男の正体は?

奇妙な同棲生活が始まってまもなく、ある事情から車が必要になった美咲は、隣室のマンガ家・小林浩介(吹越満)に相談。美咲に気がある小林は、僕が運転しますよと快諾したが、締め切り前のため担当編集者の大村いずみ(はしのえみ)に外出を止められ、愛車を貸すことに。向かいのマンションに住む、引きこもり少女の北岡希(加賀美早紀)が、美咲と男の行動を双眼鏡で窓越しに盗み見しているとは、知るよしもなかった。

 

第2話

2003年10月22日放送

カード会社の課長である冬川美咲(浅野温子)には、あと2ヶ月と2日で時効を迎えようとしている冬川美咲(浅野温子)の前に突然現れた謎の男(三上博史)。

男は美咲が15年前、親友であり同僚の塔山紗江(中山忍)を殺害したことを知っていた。地味に、孤独に過ごしてきた美咲の生活は大きく狂い始める…。美咲は、男が殺した女の死体を運ばざるを得ない状況に追い込まれる。美咲に思いを寄せる、隣人の小林(吹越満)から車を借り、女の死体を山奥まで運んだが、月明かりの中、死体を車から運び出すところを目撃されてしまう。

恐怖に駆られ逃げ出した目撃者・渡辺由梨(さとう珠緒)を殺害しようと追いかける男。揉み合う二人に追いついた美咲は男の凶行を阻止しようと体当たりするが―。

そして数日後、ある事件の捜査のため、木場(石橋蓮司)が美咲の元に訪ねてくることで15年間解決しなかった事件が静かに動き出すことになる―。

 

第3話

2003年10月29日放送

15年前、美咲(浅野温子)は親友であり同僚の紗江(中山忍)を殺害した。時効まであと2ヶ月足らずとなったある日、突然現れた謎の男(三上博史)によって美咲の生活は大きく乱されていった…。

男が殺害した女の死体を処分しようとしていた美咲と男を、偶然通りかかった由梨(さとう珠緒)が目撃してしまった。続けざまに起きる事件に関連性を感じた刑事・木場(石橋蓮司)ほ、美咲を執拗にマークし始める。そして捜査の手は隣人の木場(吹越満)にまで及ぶ…。

舞(奥菜恵)と高杉(池内博之)は会社のパソコンで美咲の重要な秘密を発見する。

時効目前にして捕まる訳にはいかない。美咲の共犯者だと名乗る謎の男は由梨の命をも奪うのか?!

 

第4話

2003年11月5日放送

美咲(浅野温子)が犯した殺人の時効まで、あと2ヶ月を切った。しかし、謎の男(三上博史)の出現により美咲のひっそりとした日常は大きく乱されていた。

男は「美咲のため」と言ってあっきりと美咲の部下である広海(乙葉)を殺し、秘密を守るために美咲はその死体処分を手伝わされた。さらにその現場を偶然通りかかった由梨(さとう珠緒)に目撃され、男は由梨すらその手にかけようとする。

15年間、美咲を追い続けている刑事・木場(石橋蓮司)の追求もしつこく、美咲は混乱。さらに、「向かいのマンションから、私、全部見てました。」「私、あなたのこと、全部知ってます。」という女子高生(加賀美早紀)が美咲を訪ねてくる。女子高生はいったい何を知っているというのか?

美咲の運命がさらに大きな渦にのみ込まれていく…

 

第5話

2003年11月12日放送

謎の男(三上博史)が現れて以来、美咲(浅野温子)の周囲では事件が相次いでいた。美咲の部下である広海(乙葉)が男に殺され、その死体処理を美咲も手伝うはめになる。しかもその現場を、偶然通りかかった由梨(さとう珠緒)に目撃されてしまう。自分たちの身を守るために男は由梨すら襲うが、なんとか彼女は一命をとりとめる。

しかし由梨の意識が戻ってしまっては美咲と男の運命も危うい。さらに警察も捜査の手を拡げ、会社でも美咲への疑いが強まる。隣人の漫画家・小林(吹越満)や向かいのマンションから美咲の部屋を覗いていた女子高生・希(加賀美早紀)も、それぞれ事件に興味を持ち…そんな中、美咲は謎の男と、小林の車でドライブにでかけ…。

 

第6話

2003年11月19日放送

約15年間、時効の日を指折り数えながら待ち続けていた冬川美咲(浅野温子)。謎の男(三上博史)との同棲生活も波乱に満ちながらもまだ続いていた…。

時効まであと1ヶ月と28日となった夜、美咲の部下である高杉亮(池内博之)は、小田広海(乙葉)のカードが事件のあった夜に使用された事を知り、CD機の防犯ビデオの映像を入手し、常務の中尾(佐野史郎)のもとに赴く。ビデオには何が映っていたのか?中尾に呼び出された美咲は、急いで部屋を出る。

そこに現れたのは向いのマンションに住む引きこもりの少女・北岡希(加賀美早紀)。美咲に対し、希は「私、全部見てました」と言い放つ。愕然とする美咲。希は何を見たのか?何を知っているのか?ドアの隙間から静かに見つめる男の思惑は?

徐々にではあるが、事件の捜査が進展を見せてきた。木場は今回と15年前の事件との関連性を見出せずにいたが、相変わらず美咲につきまとう。

美咲と男の包囲網が狭められていく…。

そんな折、美咲と男は小林(吹越満)の車を走らせていた。二人はどこへ向かうのか?行き着いた場所で二人の運命は大きく動く!!

 

第7話

2003年11月26日放送

15年前の塔山紗江殺害事件には、共犯者がいた。冬川美咲(浅野温子)の存在が邪魔になったその共犯者は、美咲を襲う。その美咲を救ったのが、ウエヤマサト(三上博史)だった。マサトは、もうひとりの共犯者を殺害し、偽装工作を施し、その罪を隣人のマンガ家・小林浩介(吹越満)になすりつける。

逮捕された小林を心配する大村いずみ(はしのえみ)は、その罪を晴らす為、のぞき少女・北岡希(加賀美早紀)を訪れる。ドアをノックしようとしたいずみの背後に現れたのは、ウエヤマサトだった。

一方、小田広海(乙葉)のカードを使って金を引き出した犯人が映っている防犯ビデオを高杉亮(池内博之)から預かった坂下舞(奥菜恵)は、警察にそのビデオを持っていく途中、正体不明の二人組に襲われてしまう。

一連の事件に関わるウエヤマサトの存在を知った刑事の木場圭一郎(石橋蓮司)は、美咲の部屋にマサトがいると確信し、強引にそれを確かめようとする。

 

第8話

2003年12月3日放送

冬川美咲(浅野温子)は、15年前の塔山紗江(中山忍)殺害事件の共犯者・中尾文彦(佐野史郎)の魔の手から自分を救うため、中尾を殺害したウエヤマサト(三上博史)への信頼を少しずつ強めていた。が、偶然マサトの疑わしき秘密を知ってしまう。

どうしてもマサトへの疑いを拭い去れない美咲は、マサトが何者なのかを本格的に調べはじめる。そして、紗江の叔父、GSカード社長の池澤俊郎(黒部進)に、紗江にかつて恋人がいたことを知らされる。マサトは紗江のかつての恋人なのか!? それとも…愕然とする美咲。一方、マサトは美咲のいないマンションで、購入した粉薬を慎重にカプセルに詰め、美咲のピルケースに入れていた。ほくそえむマサトの真意は!?

一連の事件に関わるウエヤマサトの存在を知った刑事の木場圭一郎(石橋蓮司)は、マサトの偽装工作により中尾殺しの犯人として逮捕された小林浩介(吹越満)にある取り引きを持ちかけ、美咲とマサトへと急接近する。

一連の事件を調べ始めた坂下舞(奥菜恵)は、高杉亮(池内博之)の制止を振り切り、同じく部下の大村いずみ(はしのえみ)が行方不明になってしまった河田出版の船田編集長(宇梶剛士)とともに、殺された中尾の家にヒントがあると考え、忍び込む。そしてそこで二人が見たものは? マサトの裏切りを確信した美咲と、怪しい行動をとるマサトの最後の戦いが始まる。

 

第9話

2003年12月10日放送

ウエヤマサトとトウヤマサエ。
中尾の死以来、美咲にとってウエヤはとても大事な存在になっていた。しかし、やはりマサトと紗江には深い関わりがあるようで、美咲の疑いはピークを迎える。

そんな時、美咲の元に木場から電話が入る。中尾の部屋の床下から重要物が見つかったという。それを鑑識で調べれば、必ず15年前の事件、そして新たな一連の事件を解決できるだろう、と木場は自信ありげに言った。

しかし…木場が電話を切ったその時、中尾の家から凄まじい爆音とともに、大きな火の粉が舞い上がった。中にいた若い刑事・斉藤の名前を連呼して、木場は中尾の家へと飛び込んでいく。

一方、坂下舞は、自分を襲い、防犯ビデオを持ち去った謎の2人組のことを考えていた。誰だったのか…。そしてビデオはどこにあるのか…。そんな時、親友の恭子からある情報が手に入る。「そんな…」驚愕する舞がコンピューターを前に見たものは…そして舞は、警察へと走り出す。

マサトは、美咲に気が付かれないようにある人物に電話をしていた。電話を切ったマサトは、狂喜の声をはりあげる。「俺の勝ちだぁ、俺の勝ちだぁ!」

追いつめられた木場は、自分のクビをかけて美咲の部屋を強制捜査する。

 

最終回

2003年12月17日放送

15年前の殺人事件。その時効成立まであと24時間と迫っていた。

マサトは、高杉より坂下舞が自分たちの秘密を知ったと聞かされ、舞を殺そうと彼女を探す。美咲は、マサトにもうこれ以上殺人を犯さないように懇願する。

木場は、失踪した大村いずみの行方を遂に掴む。そして、調べていたマサトが何者なのかを知り、また、中尾の家から出てきた証拠物件に15年前の事件を解くカギを発見し、美咲とマサトの元へと走る。

果たして、美咲の時効は成立するのか? それとも木場刑事は、15年前の事件のナゾを解き明かし、美咲を逮捕することができるのか?

果たして、マサトは何者なのか? そしてマサトの真の目的は達成されるのか?
マサトと美咲は、どうなるのか?

何が起こるかわからない最終回、何が起きても不思議ではない最終回、すべての謎が解き明かされる最終回。驚愕のクライマックスシーン。そして、衝撃のラストシーン。

10時間ドラマがついに完結します。

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