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その後、昭和23年に龍村美術織物が購入、現在の「織寶苑」となりました。その間、幾度かの改修がなされ今日に至っています。 庭園は、京都の東山連峰を借景として取り入れた池泉回遊式庭園で、見事な数奇屋建築や露地も風情を添えます。明治・大正時代の京都を代表する庭園のひとつです。 |
10月19日から特別公開される織寶苑庭園。 東山連峰の雄大な景観を借景とした池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の庭園で、明治から大正初めにかけて作られたものです。 |
木々の枝をやさしく揺らしながら吹き抜ける風。 色づき始めた楓に、深まる秋を感じます。 |
木立の中、風情ある佇まいを見せるのは、数奇屋建築の茶室「涼流亭(りょうりゅうてい)」です。 巧みに構成された蹲(つくばい)や露地に、心が落ち着きます。 |
茶室前には、日本庭園にはめずらしい中国原産の広葉杉(こうようざん)。 異国情緒にあふれています。 |
琵琶湖疎水を取り入れた、変化に富んだ水の流れ。 その先には、のびやかに鯉が泳ぐ広い池が広がります。 |
池を臨むように建つ客間の深い庇(ひさし)に、秋の陽射しを受けた水面の輝きが映るさまは 見事です。 |
織寶苑はまもなく紅葉に染まります。 |
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「 自然の中で 」 作曲者:加川よしくに 演奏者:あんべ光俊 |