相関図
30年の昏睡状態から奇跡の復活を遂げた熱血刑事。セクハラ・パワハラ等々の「新常識」は理解不能。復活から1年経つが、未だに感覚は昭和のまま。バディの亮太を振り回しつつ、時には命令を無視して2人で豪快に事件を解決。元妻・加奈子とは会えば小競り合いの日々。娘の結衣が警察官に転職した事を内心嬉しく思っている。結衣と亮太の交際に関しては認めていない。
京極とバディを組むゆとり世代の若手刑事。元々は、デジタルおたくの草食系だったが、京極とバディを組んだ1年間で、京極以上の暴走ぶりを見せることもあるほどに変貌。結衣との交際は順調だが、京極と鈴木のふたりの父親からは認められていない。
2歳の時に京極が昏睡状態になったため、母が再婚した相手・鈴木を本当の父親だと思っていた。ふたりの父が警察官であることを天命と感じたのか、周囲の反対を押し切って、デパートの店員から警察官に奇跡の転職。横浜中央警察署の交通課勤務。亮太と交際中。
18歳で、高校の先輩で初恋の相手だった京極と結婚、娘の結衣を出産。京極が昏睡状態になった後も、献身的に介護し続けたが、傍で支えてくれていた京極の後輩・鈴木と再婚。京極が目覚めた事は嬉しく思っているが、結衣に悪影響が及んでいる事に関しては頭にきている。
京極の後輩で上司で元妻の旦那。京極の行き先は常に気にしており、新しい妻を見つけて幸せになってほしいと願っている。課長として署を切り盛りしようと奮闘するが、京極は言う事を聞いてくれず、県警本部からは圧力がかかり、いつも板挟みになっている。
京極の先輩刑事で、30年前から熱血だった京極のことを可愛がっていた。京極&亮太の無茶苦茶な捜査を戒めることもなく、むしろ応援している。
ベテランの風格すら漂う女刑事。勝ち気で合気道有段者という武闘派。京極の為に合コンをセッティングしてあげたり、現代の女性に好かれる為のプチアドバイスを京極にレクチャーしている。
実は刑事課の中で一番真剣に捜査に取り組んでいる真面目な男。幼い頃より鍛え上げた柔道技で犯人を迎撃する。
30年前の京極昏睡事件の目撃者。30年前から変わらぬ容姿と、独自のニューハーフネットワークで裏社会の情報が集まってくる。
30年前、京極とバディを組んでいた先輩刑事だったが、京極が30年間行方を追っていた宿敵・謎の組織「カグラ」であったと判明。京極との対決の末、現在、刑務所に収監中。
交通課配属の新人で、結衣の同期。結衣の暴走癖を自分ではうまくフォローしてあげていると思っているが、京極や中央署の面々にはダダ洩れ状態な天然ちゃん。
よく間違えて鈴木に熱いお茶をかけてしまう。物怖じしない現代っ子の美咲の言動は、旧人類の京極を混乱させる事ばかりで、そのちぐはぐさが刑事課の笑いのタネに。
鑑識でありながら、事件を解決に導く秘密道具の開発に余念がない。なぜだか京極に一目惚れして、京極さんが好きになりそうな『昭和の女』を目指すが、スルーされ続ける。
物腰は柔らかく、人懐っこい立ち居振る舞いなのだが、何を考えているのか真意が読めない。本部長室には隠し扉があり、そこには神奈川県下の監視モニターが配備されている。京極の破天荒な行動を野放しにしているのにも、実は深い理由がある。
現場の状況を瞬時に把握し、司令塔として常に冷静沈着に捜査を指揮し、高い成果を上げてきた。自他ともに認める、県警のエース。この一年間、度々、命令無視の型破りな行動を取りつづけてきた京極を快く思っておらず、粛清することを目論み、露骨に敵対。
亮太と同期。松浦警視正に忠誠を尽くし、自分はイケテル刑事だと思いこみ、バラ色の未来を夢想しているが、結果的に、京極&亮太にいいように利用されていることも多い。