昨年、アングルの《トルコ風呂》《泉》など19世紀フランス絵画の至宝を集めた「ルーヴル美術館展」は、横浜・京都で合わせて105万人の皆様にご覧頂き、大きな反響を巻き起こしました。2006年、再び、ルーヴル美術館が誇る傑作の数々をご覧頂く機会を設けることになりました。世界最大級35万点もの所蔵品を誇るルーヴル美術館は、コレクションが8つの部門に分けられています。今回は、その一つである〈古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術〉部門から古代ギリシア芸術に焦点を絞り、名作の数々をご紹介します。ルーヴル美術館の所蔵する古代ギリシア芸術が、これほどの規模で紹介されるのは世界初の試みです。『ルーヴル美術館展 古代ギリシア 芸術・神々の遺産』は、下記の通り、日本国内2会場で開催いたします。 |
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ギリシアは今から2500年前、空前の繁栄を遂げ、様々な文化・芸術を生み出しました。この時代に生まれた文化・芸術は、その後のヨーロッパの思想、芸術の規範となりました。ヨーロッパ文明の源流は古代ギリシアにあるとも言えます。 “美の殿堂”と呼ばれるルーヴル美術館が所蔵する数多くの作品の源流もギリシアにあると言えるでしょう。ヨーロッパの国々が美の理想として追い求めたエッセンスを、古代ギリシア芸術の中に見い出すことができるのです。 |