ゴールデンウイークも間近。すっかり暖かくなったこの時期、親子連れで行けるのが遊園地ですね。しかしそんな遊園地、お父さんにとっては意外とつらい所ではないですか?思わず気分が悪くなったことも一度や二度ではないはず。楽しいはずの遊園地がなぜ?実は遊園地は、"めまいを楽しむ場所"だったのです。哲学者カイヨワによると、遊びの4要素は、"競争""運だめし""模倣"、そして"めまい"なのです。なんと"めまい"も立派な遊びの要素。
そのめまいの代表格、コーヒーカップに矢野リポーターが挑戦。血液中のストレスホルモンの量を計ると、コーヒーカップに乗った後には、その量が増加!やはりかなりのめまいを感じているようです。
ではめまいはなんで起こるのでしょうか?一説には目と耳の感覚のずれが理由とされてきましたが、それでは目を閉じても気持ちの悪い理由が解明されません。そこで矢野さんは人工的にめまいをおこすことに挑戦しました。医師の立ち会いのもと、何と耳に水を入れたのです。すると目がぐるぐる回り、矢野さん、真っ直ぐに歩けません。実は、めまいの秘密は耳の中にありました。耳の中にある三半規管、人間の平衡感覚を司るこの器官がくせ者。三半規管に左右でずれが生じると、人間は気持ち悪いと感じるのです。耳の中に水を入れると、片方の三半規管内で対流が起きるため、左右でずれが生じるのです。これはコーヒーカップも同じ。急カーブのところに来ると、左右の三半規管にずれが発生!
では、どうすればあのコーヒーカップを克服できるのでしょう?まずは、絶対に必要以上に回さないこと。ただでさえ、くるくる回るコーヒーカップが、より激しく回転し、急カーブだらけになって気持ち悪さ倍増です。あとは、できるだけ頭をセンターのハンドルの位置に持ってくること。根本的には解決しませんが、比較的乗り味がマイルドになるはずです。
| コーヒーカップは自分から回さない!
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最近名物の巨大観覧車、あれを動かすのにどれだけの力が必要だと思いますか?なんと一台の車のエンジン程度の力で動いているんです。しかも日本全国が見られる直径64キロの超巨大観覧車を作っても動力は同じで済むというのです。なぜそんなわずかな力ですむのでしょうか?実は、モーターが付いている位置にその秘密がありました。モーターが付いているのは、中央の場所かと思いきや、なんと一番外側。中央に比べて、外周はわずかな力で大きな観覧車を動かすことができるのです。
| 巨大観覧車はとても小さなモーターで動いていた!
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なごみ系の代表、観覧車ですが、皆さん、観覧車は高いところの方がゆっくりしていると思いませんか?単なる気分の問題でしょうか?そこで、観覧車を横からチェックしてみると、中央部分では一気に高度が上昇しているのに対し、頂上部分ではわずかな高度の上下だけで済んでいます。回転数は一定なので、所要時間はほとんど同じ。その分だけ、空中散歩のような気分を味わうことが出来るということなのです。
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