林家正蔵も爆笑
総集編
第811回 2005年12月18日
毎年恒例の
年末総集編
。今年も2週にわたって放送します。今年1年間で取り上げたテーマの数は、全部で48個。その中で
多かったテーマが、「生き物」
と
「食べ物」
なのです。そこで総集編第1弾は「生き物」と「食べ物」編。
林家正蔵師匠
をゲストに迎えて振り返りました。
まずは、正蔵師匠がちょっと苦手だという
「鳥」
を扱ったシリーズ。実は、酉年の今年は、動物がテーマだった11本のうち、約半分の5本が鳥類だったのです。
「ニワトリ」
の回からは、
ニワトリが首を振って歩く理由
をご紹介。実は、
ニワトリは、歩きながら周りの景色を見るときに眼球が動かないので、その代わりに首を振って見ていた
のです。
また、番組史上初めて
南米エクアドルに上陸した夏休み特集
では、名曲「コンドルは飛んでいく」でお馴染みの
「コンドル」
にも遭遇。しかし、
コンドルは最大15kgにもなる大型の鳥なので、体が重すぎて上昇気流がないと飛べない
ことがわかりました。さらに「コンドルは飛んでいく」という曲の原題の意味は、
「コンドルは通り過ぎる」
だったことも判明。この「コンドル」の情けない一面には、所さんも涙して笑っていました。
さらに
「ウズラ」
の回では、
ウズラの卵は模様を見れば親鳥がわかる
ということが分かりました。
ウズラの卵は出てくる直前まで真っ白で、産まれる1,2時間前に、その親独特の模様が殻に印刷される
のです。
今回スタジオでは、
ウズラの卵を10分間酢に漬けておくと、ウズラの模様がとれてしまう
という実験をご紹介。真っ白になったウズラの卵に、思わず正蔵師匠も目がテン!になっていました。
酉年の今年は、鳥をテーマにした回が多かった!
中でも、所さんが大笑いしたのは「コンドルは重くて飛べない」という話だった!
続いて、
「生き物」や「食べ物」の噂の真相に迫ったシリーズ
。
まず、
「アサリ」
の回では
「アサリに砂抜きはいらない!?」
という噂を調査。普段は脳の診察に使っているハイテクマシーンを用いて、アサリの体内を調べてみると、実は
アサリの中にある砂は、内蔵に吸い込まれているわけではなくて、身と殻の間に挟まっているだけ
だということがわかりました。つまり、
アサリはむき身にすれば、塩水で洗うだけで砂抜きができる
ことが判明したのです。
また、
「イワナとヤマメ」
の回では、
「陸を歩ける魚がいる!?」
という噂を調査。イワナとヤマメを水が抜ける特別な水槽に入れて観察してみると、
イワナの方が水のない所でも移動することができ、見事目的地まで到達することができた
のです。実は、イワナが生息している場所は、川の上流で水深が浅く、水が枯れることもあるので、歩く能力が発達したと考えられているのです。
そして
「ヒガンバナ」
の回では、
「ヒガンバナの球根には毒がある!?」
という噂を調査。
ヒガンバナの球根から取り出した液体を使って、殺虫剤を作ってみると、見事100匹ものゴキブリを退治することができました
。
今回スタジオでは、
正蔵師匠にヒガンバナの根から作った団子を試食して頂きました
。VTRを見た後に、正蔵師匠は「毒があるの!?」と大騒ぎしていましたが、
ヒガンバナの毒リコリンは水溶性なので、水でさらせば毒抜き出来る
のです。
最後は、今年目がテンで作った
「ありそうでなかった食べ物」シリーズ
。
まず
「アジ」
の回では、世の中にイワシやサンマなどの缶詰はあるのに、
「アジの缶詰」
はないということで、特別に作ってもらいました。すると、
所さんは「ここ数年の中で一番まずい」と大激怒
。実は、
アジは他の回遊魚に比べて沿岸に棲んでいるので、運動量が少ないために脂が少なく、缶詰にはむいていなかった
のです。
そしてスタジオには、今年所さんが一番絶賛した
「アズキジャム」
が登場し、正蔵師匠にも試食して頂きました。すると、正蔵師匠も大絶賛。さらに、協力して頂いたジャム専門店から、新しく
「タマネギジャム」
や
「トマトジャム」
も登場し、これも2人は絶賛。酸性と糖分とペクチンの条件が揃えば、どんなものでもジャムになるのです。
今年も所さんには、様々な珍料理を試食してもらいました。大成功は「小豆ジャム」で、大失敗は「アジの缶詰」でした。