ゲーム
で大モテ恋愛術
第1058回 2010年11月13日
ここ数年目ざましく進化する
ゲーム
。そこで今回は、今や勉強から恋愛まで、私達の生活にとって欠かせないツールとなっているゲームを科学します！
電車の移動やちょっとした待ち時間をつぶすのに便利なゲームですが、どれくらい暇つぶしになるのでしょう？そこで、まずは比較のため、暇つぶしの王道、マンガで実験！４人の方が選んだ自分好みの作品を時計のない個室に全巻持ち込んで読んでもらいます。午前８時からスタートし、皆さんには１２時になったと思ったら部屋から出てきて下さいとだけ伝えます。すると…１人目は２時間以上も前に部屋を出て、なんと４人中３人が１２時よりも前に出てきたのです。では、ゲームの場合どうでしょうか？日を改めて、再び同じ４人に、今度は自分のやりたいゲームをしながら個室で過ごしてもらいます。
すると…約束の１２時が過ぎたところで、ようやく１人目が出てきて、最後の１人が出てきたのはなんと３時間半以上過ぎた後。
何故ゲームの方が時間を忘れるのでしょうか？そこで、部屋の映像を調べてみると…マンガの時は、姿勢を頻繁に替えたり、何度もお手洗いに立ったりと、落ち着きのない行動を繰り返しているのに対し、ゲームの時は、皆さんマンガの時よりはるかに落ち着いていました。専門家に分析してもらうと、
ゲームをしていると、自ら操る疲れを知らないキャラクターにシンクロし、トイレ休憩や食事などを疑似体験してしまうことで、現実の疲れや食欲を感じなくなり、時間を忘れてしまうのだそうです。
さて、ゲームをしているとよく、バカになるなんて言われますよね。では、勉強がテーマのゲームソフトには効果があるのでしょうか？そこで、こんな実験！専門学校の学生さん２０人を１０人ずつの２グループに分け、全くなじみがないドイツ語の単語を６０個覚えてもらいます。１つのグループには大学教授に直接授業で教えてもらい、もう一方のグループは、先生と同じように音声と書き取りで教えてくれるゲームで同じ単語をお勉強。そして１時間４５分後、勉強タイムは終了。
実はここからが本番！学生さんたちには制限時間１０分で、覚えた６０の単語から抜粋した３０問の抜き打ちテストに挑戦してもらいます。授業グループの結果は…先生の楽しい授業が功を奏したのか、平均１５点というなかなかの好成績！
一方、黙々と勉強したゲームグループの結果は…なんと３０問全問正解者も現れ、平均も２３．１点という、驚きの成績！専門家によると…授業は多人数のため、自分のペースに関係なく自動的に進んでいくのに対し、ゲームは自分が理解してから進まなければならないため、自然と学習に対する意識も高くなり、高い効果が得られやすいと考えられるそうです。
実際にゲームグループの勉強中の映像を振り返ってみると、時間より早く終わっても再プレイして復習する学生もいたのです。
授業は自分が理解していなくても進むが、ゲームの勉強ソフトは、自分のペースで進められるので成果が出やすいのだ！
今や、インターネットで繋がった見知らぬ人と一緒にプレイができるオンラインゲーム。中には恋愛や結婚まで発展した人もいるほど！でも、顔も見えない相手と、なぜ仲良くなれるのでしょうか？そこで実験！
オンラインゲームで顔の見えない相手と一緒にゲームをする時と、顔の見える状態で一緒にゲームをする時で、異性に対してどのように好意を持つか検証します。
まずは男性２名と女性２名にそれぞれ顔を合わせないように別々に個室に入ってもらい、大人気のオンラインゲームで協力プレイをしてもらいます。ゲームで扱うキャラクターアイコンでお互いの性別だけはわかるものの、会話はキーボードを使った文字のやりとりのみ。そして、ゲームのミッションをみんなで協力してクリアした後に、一緒にプレイした異性のどちらに好意を持ったか針を傾けて答えてもらいます。すると、男性２人は謙虚さを感じたと言うＢの女性に針を大きく傾けました。一方女性陣は、２人ともリーダーシップを感じたＡの男性に傾けています。ここで一旦解散！改めて別の場所で、今度は顔が判る状態でキャラクターや名前を全て入れ替え、先程とは全く別の相手だと思った状態で同じゲームをプレイしてもらいます。すると…すぐに打ち解け、楽しそうな雰囲気のままゲーム終了。
ここで再び異性のどちらに好意を持ったか聞いてみます。すると…今度は
男性も女性も、特に相手に強い好意は持たず、針はど真ん中や、少し傾いた程度。実は、顔を合わせないオンラインゲームは社交辞令などを飛ばして最初から遠慮のない必要最小限のやりとりができることで、早く仲良くなりやすいそうです。
確かに実験を振り返ってみると、対面している時は一見楽しそうですが、会話のキャッチボールは出来ていませんでした。一方オンラインゲームでは文字だけで感情を素直に表現できていたのです。つまり、顔の見えないオンラインゲームだと、容姿や社会的地位などの情報に左右されず、素直に気持ちを表現できるので、早くお互いのことを理解することができるようです。
顔が見えないオンラインゲームは、相手の容姿や地位などに左右されず、素直に気持ちを表現できるので、早く仲良くなれるのだ！
さて、ゲームをしているとよく、バカになるなんて言われますよね。では、勉強がテーマのゲームソフトには効果があるのでしょうか？そこで、こんな実験！専門学校の学生さん２０人を１０人ずつの２グループに分け、全くなじみがないドイツ語の単語を６０個覚えてもらいます。１つのグループには大学教授に直接授業で教えてもらい、もう一方のグループは、先生と同じように音声と書き取りで教えてくれるゲームで同じ単語をお勉強。そして１時間４５分後、勉強タイムは終了。
ここで再び異性のどちらに好意を持ったか聞いてみます。すると…今度は男性も女性も、特に相手に強い好意は持たず、針はど真ん中や、少し傾いた程度。実は、顔を合わせないオンラインゲームは社交辞令などを飛ばして最初から遠慮のない必要最小限のやりとりができることで、早く仲良くなりやすいそうです。確かに実験を振り返ってみると、対面している時は一見楽しそうですが、会話のキャッチボールは出来ていませんでした。一方オンラインゲームでは文字だけで感情を素直に表現できていたのです。つまり、顔の見えないオンラインゲームだと、容姿や社会的地位などの情報に左右されず、素直に気持ちを表現できるので、早くお互いのことを理解することができるようです。
