目がテンのオープニングタイトルの音楽を始め、野球の応援、豆腐屋さんなど、身の回りの様々なところに使われている、ラッパの音。それと意識しないでも、ラッパは私たちの生活に入り込んでいるのです!
ラッパの起源は角笛。その歴史は古く、紀元前14世紀にはほぼ現在のような形になっていました。その後、オーケストラに取り入れられ、様々な変化を遂げることになります。ところで、現在、オーケストラには様々な楽器があります。そこで、素人の矢野さんがフルート・クラリネット・トランペットを順番に吹いてみます。その中で全然音が出なかったのは・・・ラッパのひとつであるトランペット!ラッパでない他の楽器は、プーとかブーとか、とにかく鳴るには鳴るのですが、トランペットは全く鳴らないのです!実は、そこにラッパの秘密が隠されていました。なんと、トランペットではなく、唇自体が震えて振動を作り出し、音源となっていたのです。トランペットはその振動を増幅するだけなのです。
ラッパには真ん中あたりに3つのピストンが付いています。では、ピストンを使わずにラッパを吹いてみましょう。ちゃんと音が出るのはド・ソ・ドだけです・・・でも、ラッパの演奏にはちゃんと全音階があります。そこで、ピストンを押してみると、出る音が変わった!ピストンの仕組みを知るために、胃カメラをラッパの中に入れてみると・・・ピストンを押すことによって、管の長さが変わっていたのです!トランペットは管の長さが変わることによって、それぞれの音の振動をうまく増幅することができるのです。
ラッパは真鍮でできています。ところが、ラッパの材料ははとりたてて金属でなくてもよく、きちんと音が出るのです。そこで、ニンジン、ダイコン、レンコンなど季節の野菜に穴を開けていろんなラッパを作り、セッションに挑戦!高い音や低い音、野菜楽団も立派にオーケストラになったのです。
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