秋から冬にかけては、だんだん火事の多くなる季節。それに気を付ける意味でも、9月1日は防災の日となっています。消防士を主人公にした漫画も人気を集め、子供なら一度は憧れるかっこいい車それが「消防車」なのです。
消防車といえば、なんといってもポンプ車。消防士さんが炎に水を掛けられるのはポンプで水を送りだしているからです。矢野さんが早速水を出そうとすると…あれ、水がでない!なんと、ポンプ車には水のタンクが無い!では、あの大量の水は一体どこから?実は、ポンプ車は消火栓など身近な水源から水を汲み上げ、放水しているだけなのです。しかし、ただ放水しているだけと言っても、そのパワーはすさまじいものがあります。放水距離は50mにも達し、トラックだってポンプの水圧で動いてしまうのです!
| ポンプ車には水は積んでいない!?
|
|
ポンプ車になくてはならないのが消火栓。街角を気を付けてみてみると、あちらこちらに看板があります。川や池などの自然の水源の周辺を除いて、ほとんどの範囲をカバーできるようにくまなく配置されています。さらに、ビルなどの通り沿いの柱をよく見ていると、消火栓らしきホースを接続する管のようなものが目につきます。実はそれは消火栓ではなく、逆にビルに水を送り込み、スプリンクラーから消火する送水栓だったのです。
ポンプ車だけが消防車だけではありません。消防車で忘れてならないのが、人命救助などに活躍する梯子車。最近のものではなんと40m、13階建てのビルに相当する大きさのものまであるのです!ところが、梯子車はポンプを積んでいないため、ポンプ車の助けを借りなければ放水することが出来ないのです。
東京都内など、渋滞の酷いところでは消防車がなかなか火事現場に到着できないこともあります。そんなとき、颯爽と登場するのが白バイならぬ赤バイ隊。しかし、バイクで現場に到着した消防士は、いったいどうやって炎を消すのでしょう?そこで活躍するのが、マシンガンのような消防銃「インパルス」。コンクリートブロックも打ち抜くパワーで、水を霧状にして打ち出し炎を包み込むようにして消火、ボヤ程度ならたった1リットルで消火してしまうのです。
消防車も日進月歩。現在では消防士の行けないところも大丈夫なロボット消防車も開発されています。また、阪神大震災の際に問題になったのが、建物などが崩壊し、道路に障害物があると、消防車がなかなか現場に辿り着けないこと。そこで、悪路でも大丈夫なウニモグ消防車が日本テレビ駐車場に登場!
| 私も満足! 災害時に役に立つのはウニモグ消防車!
|
|
|