アメリカザリガニは、その名のとおりアメリカ・ミシシッピが生まれ故郷のれっきとしたエビの仲間。日本に連れてこられたのは1927年のこと。当時の食料増産計画の一環として、アメリカから食用ガエルが連れてこられました。その際、カエルの食料として一緒に持ち込まれたのがアメリカザリガニだったのです!
日本と気候がよく似ているため、日本にやってきて大繁殖。でも、今もザリガニは田圃にいるのか?そこで矢野さんは、ザリガニを採り続けて30年という、日本唯一の公認ザリガニ漁師!と一緒に田圃に出かけました。用水路に仕掛けたザリガニ採りの罠を引き上げて見ると…いるわいるわ、うじゃうじゃザリガニが採れます。どうしてこんなに増えてしまったのでしょうか?
実は田圃が食料の宝庫だったからなのです。ザリガニは雑食性で、ドジョウ、ピーナッツ、イカの塩辛、さらにはザリガニ自身のハサミまでなんでも食べてしまいます。
ザリガニの交尾は、以前目がテンで扱ったイセエビと同じ、オスがメスの上に乗って!交尾します。その後、200〜300個の卵を産み、卵はメスのお腹にくっついたまま守られるのです。だから生き残る確率が高いのですが…なんと、孵化し
てからも子ザリガニと親ザリガニとの関係は深いのです!子ザリガニがたくさんいる水槽に、本当の親ザリガニと別の親ザリガニを同時に入れてみます。すると、子ザリガニは本物の親ザリガニの方に寄っていくではありませんか!
| 遠山の金さんも真っ青! ザリガニは子育てをする!?
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ザリガニは脱皮をしながら成長します。脱皮直後のザリガニをよーく見てみると…なにか目を掻いているような仕草をしています!実はこれは砂かぶりと言われる仕草で、体内に砂を入れているのだというのですが…砂はいったい何の役に立っているのでしょうか?砂を取り除いたザリガニとそうでない普通のザリガニを裏返しにして水槽にいれてみましょう。すると、砂のないザリガニはうまくバランスをとることができません。ザリガニは平衡胞という器官に砂を入れ、それで平衡感覚を保っているのです。
ザリガニ漁師がザリガニを卸しているのはペットショップだけではありません!
実はフランス料理ではザリガニは高級食材なのです!?そこで、ザリガニとイセエビで同じ料理を作り、名前を伏せて料理学校の生徒に試食してもらいました。結果は…さすがにイセエビの方がおいしい!さらに、魚ちゃんが本物を目の前にして泣きながらザリガニを試食!スタジオでは所さんもザリガニ料理フルコースの餌食に!?
| フランス料理では高級食材のザリガニ! 意外とおいしい!?
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