第1話
2014年10月11日放送
東京のはずれに位置する童守町。
その町には、冥界とこの世をつなぐ秘密の扉“天狗塚”があった。
ある夜、何者かの手によってその扉が開かれ、人間の心の闇に棲みつく妖怪たちが町に解き放たれた…。
不吉な予感に導かれるように町にやってきたのは、童守高校の新任教師・鵺野鳴介(丸山隆平)通称ぬ~べ~。生徒を思う気持ちは人一倍だが、少々ドジで熱さも空回りしてしまいがちな彼は、新しく2年3組の担任になることに。しかし、生徒たちはキザなイケメン新任教師・玉藻(速水もこみち)に夢中。しかも、ぬ~べ~は着任早々学校の七不思議に異常なほどの興味を示して、同僚の美人教師・リツコ(桐谷美玲)からも不審がられてしまう。
そんな中、2年3組の生徒に問題が発生! 女子生徒の中で“ノロちゃん”と呼ばれている法子(水谷果穂)が、鏡の中の何物かから奇妙な声で話しかけられるようになったのだ。周囲の友達から大人しくて目立たないキャラを押し付けられているように感じていた法子は、自分らしさが何かを思い悩むあまり、自分を見失ってしまう。
法子の心の闇に“なにものか”が入り込んだ気配に気づいたぬ~べ~は、校内を密かにパトロールし始める。実はぬ~べ~は、妖怪たちを葬る特別なパワーを持つ霊能力教師だったのだ!!
そんな中、怪奇現象オタクのまこと(知念侑李)が、童守高校の七不思議のひとつ“真実の鏡”を確かめようと言い出し、生徒達が夜の学校に忍びこんだ。
第2話
2014年10月18日放送
童守高校に文化祭の季節が到来。2年3組では郷子(松井愛莉)を中心にお化け屋敷をすることになった。イタコの血筋のいずな(山本美月)に協力してもらって準備がスタートするが、ぬ~べ~(丸山隆平)は霊や妖怪を生半可な気持ちで扱うべきではないと忠告して、生徒たちの反感をかってしまう。必死で信頼を取り戻そうとするぬ~べ~だが空回りばかり…。
その騒動の影で、ぬ~べ~に対する生徒たちの“負の妖気”が増していくのを楽しげに眺めている男、玉藻京介(速水もこみち)がいた。玉藻の本来の姿である狐の妖怪・妖狐は、“人間の負の妖気”を活力源としており、生徒達の妖気を利用して、ぬ~べ~に罠を仕掛けようとしていたのだ!
玉藻の罠により、お化け屋敷用の制作物を壊してしまった、ぬ~べ~!! 無残に壊れたお化けのハリボテを見て激怒した郷子達は、文化祭を棄権すると宣言。そんな郷子と広に、玉藻こと妖狐の魔の手が忍び寄っていた…!
第3話
2014年10月25日放送
目立ちたい願望の強い美樹(佐野ひなこ)は、一日に何度もSNSを更新する一種の“中毒”ギリギリの状態。ある朝目撃したぬ~べ~(丸山隆平)とゆきめ(知英)のラブラブシーンも早速SNSにアップするが、ぬ~べ~にはその面白さがまったく理解できない。
リツコ(桐谷美玲)もいつか美樹がトラブルに巻き込まれるのではないかと心配するが、そんな折、時空(高橋英樹)に除霊されて童守高校に忍び込んでいた黒い影が美樹に取り憑いてしまう。その影は、美樹の知らないところで郷子(松井愛莉)や広(中川大志)、ぬ~べ~たちのプライベートを勝手にのぞき見していて…!!
翌朝、目覚めた美樹はSNSのフォロワーが激増しているのを見てビックリ! ぬ~べ~やクラスメートの恥ずかしい写真が、勝手に美樹のページにアップされていたのだ。美樹は身に覚えがないと弁解するが、クラスメートからは激怒され、ぬ~べ~からも「言いたいことは大きな声で伝えろ!」と叱られてしまう。クラスから孤立し絶望の淵に立たされた美樹に、妖怪・影愚痴が襲いかかろうとしていた!?
第4話
2014年11月1日放送
ぬ~べ~(丸山隆平)の正体を知り、この世に妖怪が存在することに気付かされた2年3組の生徒たちに、妖怪ブームが到来。思いもかけずクラスの人気者になってしまったトイレの花子さん(高橋真麻)が“転校”を決意するほどの大騒ぎになってしまう。ぬ~べ~は生徒たちの危機感のなさに不安を抱くが、今度は“エンジェル様”が大流行! 危険だからやめるようにと生徒たちを諭すが、いざとなったらぬ~べ~が助けてくれると忠告を聞こうとしない。
そんな中、生徒たちと“幽体ひっぱり”で遊んでいた、いずな(山本美月)のせいで、美樹(佐野ひなこ)がろくろっ首状態に!! 話を聞いて駆けつけたぬ~べ~のお陰で事なきを得るが、ぬ~べ~は怒りのあまりいずなを叱り飛ばしてしまう。人が変わったようなぬ~べ~の様子に、生徒たちはドン引き。
ぬ~べ~が“生徒たちへの叱り方”を悩む中、未熟だと決めつけられて腹を立てたいずなは、和尚(マキタスポーツ)の口車に乗って怠け坊主のもとに現れるという鳥のような妖怪“陰摩羅鬼(オンモラキ)”を呼び出そうとし、またもや生徒たちの身に危険が!!
第5話
2014年11月8日放送
ある日、2年3組では進路希望の紙が配られた。しかし将来の夢が見つからない晶(清水一希)は白紙で提出。ぬ~べ~(丸山隆平)は彼をどう指導するべきか悩むが、人生をなんとなく楽しめればいいと思っている晶には何も響かない。
そんな晶のことを羨望の眼差しで見つめている存在がいた。それは、理科室の隅に立っている人体模型。晶が毎日話しかけ続けていたお陰で魂を宿した人体模型は、生きる目的を持たない晶の身体を乗っ取ってしまう!! ぬ~べ~は人体模型の魂を成仏させようとするのだが、玉藻(速水もこみち)から「人間だけを救えればいいのか?」と問いかけられ、1日だけ人体模型に人間としての人生を楽しませてあげることにする。
事情を知った2年3組のメンバーから“ジンタ”という名前をもらい、晶以上にイキイキと学校生活を満喫し始める人体模型。タイムリミットの1日の終わりが迫る中で、ジンタは人間として“未来”を生きることを望み始めるのだが…。
第6話
2014年11月15日放送
ぬ~べ~(丸山隆平)の秘密を知ったリツコ(桐谷美玲)は、妖怪のことをもっと教えてほしいと言い始める。ぬ~べ~は、リツコとの距離がグンと縮まったのを喜ばずにはいられない。そしてぬ~べ~は、覇鬼(坂上忍)と美奈子先生(優香)が左手に閉じ込められた事件についてリツコに告白することに。一方、ぬ~べ~がリツコに惹かれていることに気付いたゆきめ(知英)は、嫉妬心と哀しみを抑えることができず…。
そんな中、恋する美しい女性に憑りつく妖怪・おはぐろベッタリも、リツコの恋が始まる予感に敏感に反応し、リツコはおはぐろベッタリに憑りつかれてしまう!!
翌朝から人目もはばからずぬ~べ~にベッタリするリツコ。ぬ~べ~は戸惑いながらも念願の両想いになったとデレデレ状態で、リツコが憑りつかれてるとは全く気付かない。ぬ~べ~とリツコの2人がデートすると知った2年3組の生徒たちが盛り上がる中、まこと(知念侑李)から「ゆきめのことを思うなら嘘はつくな」と言われたぬ~べ~は、自分の本当の気持ちをゆきめに話すことに…。
翌日、2人がデートの待ち合わせをしている場所には、2年3組の生徒たちと、そしてゆきめも集まり大混乱のデートが始まろうとしていた…。
第7話
2014年11月22日放送
ある夜、ぬ~べ~(丸山隆平)は不気味な仮面をかぶった占い師から声をかけられる。その仮面男(明石家さんま)に言われるままに、赤・白・青のタロットカードから赤いカードを選んだぬ~べ~。仮面男は特に何かを占ってくれるわけではなく拍子抜けするぬ~べ~だが、その夜、仮面男がぬ~べ~の夢に現れた! そして『怪人赤マント』通称『A』と呼ばれるその妖怪は、ぬ~べ~の夢を完全に支配してしまう。
朝になっても夢から抜け出すことができないぬ~べ~は、夢の中でゆきめ(知英)とリツコ(桐谷美玲)のどちらの命を助けるかという究極の選択を突きつけられていた。Aのパワーのせいで左手の封印も解くことができず、質問の答えを出すこともできないぬ~べ~は、なすすべもなく大鎌で斬りつけられていく。すると、眠り続けていた現実のぬ~べ~の肉体にも大きな傷が現れ…!!
その頃、無断欠勤したぬ~べ~を心配したまこと(知念侑李)は、ぬ~べ~の家へ向かう。そこでゆきめから話を聞いたまことは、実在した連続殺人鬼『A』の化身である妖怪がぬ~べ~に憑りついたことを看破! このままではぬ~べ~は身体に「A」の文字を刻まれ、血まみれになって殺されてしまう。まことから助けを求められたいずな(山本美月)は、無限界時空(高橋英樹)や玉藻(速水もこみち)を頼るのだったが…。
第8話
2014年11月29日放送
ある朝、童守高校の校庭に巨大なモナリザの地上絵が出現した。それを見た克也(吉沢亮)が“妖怪・人食いモナリザ”の仕業だと言い始めたせいで、学校は大騒ぎに。ぬ~べ~(丸山隆平)は克也のいつもの作り話だと相手にしないつもりだったが、克也のせいで騒ぎはヒートアップ! 調子に乗った克也を懲らしめるために、ぬ~べ~はゆきめ(知英)たち妖怪の力を借りることにするのだが、克也には妖怪たちの本性を理解する気はなく…。
そして翌日、今度は学校の屋上に机のツインタワーが現れた!! ゆきめたちと話したせいですべての妖怪が恐ろしい存在だと思い込んでしまった克也は、明日には学校中の生き物が人食いモナリザのせいで消えると予言する。生徒だけでなく教師たちも混乱する中、ぬ~べ~は事件の真相を突き止めるために泊まり込みで美術室を見張ることに。そんな中、克也と分かり合いたいと願うゆきめは、いずな(山本美月)の助言を受けて克也にちょっとした“お仕置き”をしようとするのだが…。
翌朝、新たな事件が起こってしまった!! 事件の第一発見者である克也が犯人の疑いをかけられる中、ぬ~べ~は真犯人を捕まえるためにある作戦を立てる。
第9話
2014年12月6日放送
ある日、絶鬼(山田涼介)という転入生が2年3組にやって来る。それは、兄である覇鬼(坂上忍)を、ぬ~べ~(丸山隆平)の左手の封印から解き放つために童守高校に舞い降りた覇鬼の弟で美しき鬼・絶鬼だった。絶鬼はぬ~べ~に気付かれることなく童守高校に入り込み、美しすぎるビジュアルと気さくで妖怪好きな性格を装いあっという間に2年3組に溶け込んでしまう。しかし彼の目的は、ぬ~べ~をとことんまで苦しめた上で左手から覇鬼を解放すること。
早速、広(中川大志)たち生徒を青鬼にさせてしまうなど、学校を恐怖のどん底に陥れる!! 絶鬼の悪意に満ちた存在感に敏感に反応したゆきめ(知英)たちがぬ~べ~を心配する中、絶鬼に傷つけられた無限界時空(高橋英樹)がいずな(山本美月)の元へ現れた。いずなから話を聞いたぬ~べ~は父を見殺しにしようとするが、玉藻(速水もこみち)に「妖怪・赤マントからアナタを救ったのは無限界時空だ」と知らされ…。
絶鬼の出現によって、妖狐としての本来の姿を取り戻してしまった玉藻。妖しい存在の接近に気付いた覇鬼の心にも変化が訪れる。そして絶鬼の魔の手は、いずなやリツコ(桐谷美玲)、2年3組の生徒たちに迫り…。父である無限界時空と和解し、共に戦わなければ絶鬼を倒すことはできないと気付くぬ~べ~だったが…。
第10話
2014年12月13日放送
ぬ~べ~(丸山隆平)の鬼の手が消えた! 覇鬼(坂上忍)が、封印を解き覚醒してしまったのだ。このままでは、この世は地獄になる…!! 鬼の手さえなくなればぬ~べ~が戦いから解放されるのではとほのかに期待していたリツコ(桐谷美玲)とゆきめ(知英)の思いをよそに、ぬ~べ~は鬼の手に頼らずに覇鬼と戦うことを決意する。玉藻(速水もこみち)もぬ~べ~と運命をともにすることに!!
圧倒的な力を持つ覇鬼の攻撃を正面から受け、自らの身がボロボロになってもぬ~べ~を守ろうとする玉藻とゆきめ。覇鬼が「本当の絶望の景色」をぬ~べ~に味わわせようとしていることを知った玉藻は、覇鬼の狙いに気付くが…。
覇鬼の次の狙いは、童守寺にかくまわれている無限界時空(高橋英樹)!! 玉藻からそう教えられたぬ~べ~は童守寺へ急ぐが、覇鬼は容赦なく童守寺に攻撃を開始。そして、いずな(山本美月)と和尚(マキタスポーツ)を身を挺して守り抜いた時空は、ぬ~べ~に最期の言葉を残して命を落としてしまう。ぬ~べ~は父を殺された怒りと恨みを覇鬼にぶつけようとするが、美奈子(優香)のお陰で冷静さを取り戻し、改めて覇鬼を封印するために戦いの場へ。玉藻とゆきめ、いずなとぬ~べ~は、すべての力を賭けて覇鬼と対峙することになる!!