宮川大輔のニッポンお祭り道中 in 富山県・大分県
2020年、日本からお祭りが消えた…このコロナ禍で各地のお祭りがことごとく中止。今日本全国、お祭り男達の熱き祭り魂がその行き場を失っている!
そこで宮川が日本中の祭りや大会、イベントなどで活躍している全国のお祭り男達と対決。くすぶっている祭り魂を今こそ燃え上がらせよう!
宮川がまず降り立ったのはこの時期寒ブリが絶品の富山県氷見市。案内してくれるのは柳原龍成住職。向かった上日寺で目にしたものは…神聖なる鐘つき堂!
そう、ごんごん祭りのフィナーレを飾るゴンゴン鐘つき大会は、本来50kgほどの松の木の丸太を担ぎ1分間釣り鐘を叩いた回数を競うというもの。江戸時代この地の人々が雨ごいをし、それが成就した際鐘を打ち鳴らして喜び祝ったのがごんごん祭りの始まりと言われている。毎年4月に行われる祭りだが去年は中止。今年は無事開催できるように願っている。今回は特別マッチとしてチャンピオンと対決!
その前に実践練習。先生は、祭りのレジェンド・前回3位の84歳、林清春さん。水分が抜けてやや軽くなっていると言えど、約40kgを軽々と担ぎ、鐘を鳴らす!宮川も挑戦してみるが、20秒で意気消沈。
そして決戦の夜がやってきた!対決するのはごんごん祭り10連覇、最高記録114回のお祭り男・鷲田基章58歳。
知り合いが祭りに出ていた事がきっかけで12年前から参加。初年度は成績を残せなかったものの翌年から10連覇を成し遂げている。
それではいこう!1分間に何度鐘を鳴らせるかを競い、宮川が勝った場合は鐘つき王の称号とこの祭りで優勝した時にもらえる氷見牛焼き肉セットをプレゼント。一方チャンピオンが勝った場合は宮川サイン入りハッピを贈呈。
まずはチャンピオン!ペースを落とさずものすごい根性を見せ、記録は101回!
そして宮川。ひと回り以上年が離れている鷲田さんの鐘つきに心を打たれ自分がやる前に感無量…気合を入れて、丸太を持ち上げる!そして鐘を突き始めた宮川、序盤はいいペースを保つが、終盤、ペースを崩す。しかし意地を見せて最後まで丸太を落とすことなく突き切った!だが、記録は51回。チャンピオンの勝利!
続いて向かったのは、大分県別府市。案内してくれるのは毎年大会の司会を務める河野さん。祭り会場は標高1375mある鶴見岳の山上ロープウェイに乗り10分会場に到着。極寒の中、宮川が目にしたのは巨大な氷の柱!
ここで行われる大寒がまん大会は、寒ささえも楽しさに変えようと始まった「ICE(愛す)べき」真冬の名イベント!毎年多種多様な我慢比べが行われている。
宮川が挑むのは2種目。高さ2mの氷柱に半袖半ズボンでしがみつきそのタイムの長さを争う「氷柱しがみつき競争〜アイ・ラブ・氷〜」。2つ目の競技は、「地獄の針仕事〜ブレない職人技〜」。
まずは「氷柱しがみつき競争〜特別編」で対決!氷柱しがみつき競争スリータイムズチャンピオン鎌田伸一!チャンピオンは記録1分1秒47!
そして宮川、寒さの中舞台へ上がる!はしごを外してスタート!が、秒殺!記録は4秒70。
続いては「地獄の針仕事〜ブレない職人技・特別編〜」。チャンピオンは東保美紀。大会にはいつもおばあちゃんの格好で参加。
はじめに手を1分間氷水につけてからスタート。三つの針に糸を通す速さを競う!悪天候の中、まずは1分間の氷つけ、キレる宮川!そして針通しスタート。宮川、手の感覚がない。老眼に苦しめられているうちにチャンピオンが3本通して終了!
以上、ニッポンお祭り道中でした。