アナタの暮らしを変えるスチームの操り方
栄養価、うま味が増える!?低温蒸し
野菜を高温で蒸すとしなってしまいますが、約65℃の低温で蒸すと、細胞壁ができて酵素が活性化し、シャキッとしたまま蒸すことができます。
ほうれん草は低温蒸しでビタミンCが約2.2倍、しいたけはうま味成分・グアニル酸が約3倍、くるまエビはうま味成分が約3倍になります。
また、レンジで加熱するよりも蒸した方が加熱時間が長く、酵素の働く時間が長くなり、甘みが増えます。さつまいもの場合、3分間レンジで加熱したものよりも、30分蒸したものの方が約1.5倍甘くなります。
蒸し器がなくてもできる!低温蒸し
お鍋に水を1リットルほど入れて、菜箸を置いて網をのせます。その上に野菜を乗せて、鍋と同じくらいの大きさのボウルでフタをします。
これで加熱して、隙間から温度計を差し込むなどして低温に保つと、低温蒸しができます。温度が上がり過ぎた場合は火を止めましょう。
★火加減には十分ご注意下さい。 ★かぶせたボウルが熱くなるのでご注意下さい。