村上龍先生が教える!日本人なら知っておきたい 「伝統行事」の素晴らしさ。
長崎くんちの龍踊りは、 そもそも何の為の儀式でしょうか?
正解は…雨乞いの儀式
国の重要無形民族文化財に指定されている、 長崎くんちの奉納踊り。その一つ、龍踊りは、 雨乞いの儀式として中国から伝わりました。 玉は、太陽や月を表しています。 龍がこの玉を飲み込む事で辺りは、 暗くなり雨雲を呼び、恵みの雨を降らせるのです。
節分に登場する鬼とは、 一体何の象徴でしょうか?
正解は…農作物に影響する寒さと、疫病(病気)
実は節分は、年に4回あるのです。 春夏秋冬それぞれの季節の始まりの前日のこと。 季節の分かれ目で「節分」なのです。 現在の2月だけ残っているのは、 旧暦では、年の変わり目でもあり、重要視されていて、 病気などの災いを鬼に見立て、家から追い出すのです。
国民の祝日に関する法律では、 こどもの日は、こう定められています。 「こどもの人格を重んじ、 こどもの幸福をはかるとともに、 ???に感謝する日」 何に感謝する日でしょうか?
正解は…母親に感謝する日
もともと端午の節句は、田植えを前に設けられた、 女性のための休養日。 田植えの主役である女性が、田の神様を迎える前に 香りの高い菖蒲やヨモギの葉で身を清め 体を休める日でした。 それが鎌倉時代の頃から「菖蒲」が武と尊ぶ意味の 「尚武」に通じると縁起を担がれ、 その後、男子の成長を願う行事となりました。
七夕飾りのこの飾りは、 一体何をかたどったものでしょう?
正解は…くずかご
この「くずかご」は、他の飾りを作った時に出た、 紙くずなどを入れるもの。 紙くずまでも、飾りとして役立てる倹約の心です。