第1話
2004年10月13日放送
東京の郊外にある鴨下町の交番に着任した巡査部長の松ヶ谷要(岸谷五朗)は、初勤務の前日、新妻の路留(牧瀬里穂)と付近を散策、幸せを実感していた。
勤務初日、要は同じ班の若い巡査・藤尾哲春(佐藤隆太)とコンビを組むことに。交番には、同期ながら刑事になっている警部補の木幡功(鶴見辰吾)も姿を見せ軽口を叩く。そんな要が初めて出た巡回の最中、商店街で一人の女子中学生を見つけて、ア然となった。その女の子は、要の前妻・中町東子(宮沢りえ)との間に生まれた小南(小林涼子)に間違いなかったからだ。
小南を追いかけ3年ぶりに言葉を交わした要は、小南が東子と2人で半年前からこの町に住んでいると知る。東子の居所を調べ、訪れてしまう要。だが、3年ぶりに再会した東子は要の想像とはかけ離れて…。
翌日、要は、東子の旧友でアパレルメーカーの営業マン・坂下公也(内藤剛志)とバッタリ出会い、東子の現状を知り愕然とする。
要は、そんな東子が商店会長で、家具屋の店主の久内圭策(高田純次)の浮気相手になっているとの噂を聞きつけて――。
第2話
2004年10月20日放送
久しぶりに小南(小林涼子)と言葉を交わした要(岸谷五朗)は、その大人びた話の内容にア然となった。要も東子(宮沢りえ)も子供の自分に影響されずに好きなように生きて欲しい、という小南は、要に無理して父親をやらなくてもいいと言うのだ。それが親の離婚に苦悩し考え抜いた末の娘の結論だと知った要は、返す言葉が見つからなかった。
なぜ、優秀な要が刑事にならないか、ということは年下の巡査・藤尾(佐藤隆太)がいつも疑問に思っていることだった。実は、要には、木幡(鶴見辰吾)より早く刑事課から誘いがあった。だが、デザイナーになりたいという東子の夢を支えていくためには、忙しい刑事では無理。そこで要は、子育ても自分がやるつもりで、ほとんど勤務表通りに仕事が終わる巡査の仕事を続けたのだ。
まもなく、東子が借金で苦しんでいると知った要は、その店を訪ねる。ところが、そこで顔を合わせた久内(高田純次)は、要が若く可愛い新妻と歩いていた、とペラペラ。これを聞いた東子は、すぐさま他人行儀に要を追い返し、小南にもこのことを告げて、要と関わらないようクギを刺す。
だが、要は、離婚の慰謝料や小南の養育費をほとんど渡していなかったこともあり、小南のために貯めた金を持ち、再び東子を訪ねて―。
第3話
2004年10月27日放送
小南(小林涼子)は、たまたま顔見知りになった女・路留(牧瀬里穂)が、父・要(岸谷五朗)の新しい妻だと気付き、言葉巧みに質問の雨を降らせた。これに対し、路留は、小南が引っ越してきて初めて出来た友達で、しかも中学生だったこともあり、気を許してしゃべりまくる。要とのなれそめ、東子(宮沢りえ)から要を奪い取る時の心境、東子や小南と別れた際の要の言葉、さらに、自分にも秘密にしている要の引き出しがあることまで明かしていた。
両親が離婚する原因となった女の赤裸々な告白を直接耳にした小南は、もちろん大きなショックを受けた。路留と別れた後、小南の目からは、それまでじっとこらえていた涙が一気に溢れ出た。そして、みんなに優しく接している要の態度が、小南にはなんとも卑怯に思えてきた。
その頃、要は、東子の店をしきりにのぞき込む一人の若い男に注意していた。以前は、要の職務質問に、金が全くないといっていた男が、6万円も出して東子にスーツを注文。まもなく、ただで店を手伝い始めたのだ。店の様子を見た坂下(内藤剛志)の話によると、男は間違いなく東子に気がある。東子がそんな若い男を相手にしないと思いつつも、要は心配を募らせた。
そんな折、その首筋にパチンコ玉大のホクロを見つけた要は、つい最近、男がコンビニに押し入って6万円程の現金を強奪した川口彰文(忍成修吾)だと察知。指紋照合で犯人と判明したことから、木幡(鶴見辰吾)ら捜査員が川口の部屋の家宅捜査を行ったのだが―――。
一方、要の秘密の引き出しの鍵を偶然見つけた路留は―――。
第4話
2004年11月3日放送
コンビニ強盗という思わぬ騒動により、距離を縮めることになった要(岸谷五朗)と東子(宮沢りえ)の2人。小南(小林涼子)は2人のその微妙な関係をこっそりと知る―――。
路留(牧瀬里穂)は、そんな小南と、相手の正体を知ったことを隠したまま、付き合い始める。今は自分が何も知らないことを通した方が、都合がいいと思ったのだ。
一方、交番は、藤尾(佐藤隆太)の恋人・谷本清美(ベッキー)が現れて、ガ然明るくなった。清美は、交番に相談しにきた人にお茶を出したりして、まるで駐在所。
そんな中、要は、東子から、小南の様子がおかしいと告げられるが、その理由が全く分からない。
ある日、帰宅した要は、小南が路留の友達として家に上がり込んでいるのを見て、絶句。もっともらしく要に自己紹介する小南。戸惑う要。そんな2人の様子を素知らぬフリをして観察する路留。要の家では、三者三様の思いが交錯して―――。
第5話
2004年11月10日放送
小南(小林涼子)を送って帰宅した要(岸谷五朗)は、素直に路留(牧瀬里穂)に、家に来た中学生が自分の娘だと明かし、これまでのいきさつを告白した。路留は、驚く素振りを見せながらも、要の言葉に嘘がないと確認し内心ホッとした思い。だが、自分が全てを知ったという状況をいつか小南に告げなければいけないとも思った。
東子(宮沢りえ)は、要に叱られたとも知らず、家に戻った小南の様子がおかしいことに気付き、そのワケを問い質すが、うまく小南にはぐらかされてしまう。
一方、東子に再婚の話があると知った坂下(内藤剛志)は、それまで守っていた掟を破り、自分から東子にプロポーズをしようと心に決めた。この思いを直感的に察知した東子は、あっさりと冗談でかわすのだが―――。
やがて小南が、ある男にプレゼントされたデジカメを使って、店のホームページを作ろうと、パソコン操作の上手い路留に相談を持ちかける。相談を受けた路留は、ついに小南に事実を伝え、隠し事なしの友達になろうと説得する。
しかし、小南から、店のホームページ作りを、要の新しい妻に手伝ってもらっている、と告げられた東子は―――。
第6話
2004年11月17日放送
すっかり自分の家に入り浸るようになった小南(小林涼子)を心配する要(岸谷五朗)。小南は、店のホームページを作り仕事を増やして、要と別れたことで淋しそうにしている東子(宮沢りえ)を元気付けようとしているのだが、要はもちろん東子や路留(牧瀬里穂)まで、それぞれの立場で心配する。
一方、管内で婦女暴行事件が頻発する中、要は、東子の様子を見に行っていた。2人を見つけた坂下(内藤剛志)は、自分が東子にチャレンジすると言ってしまった手前、ちゃんと離婚できていないと非難する。だが、要と東子は、坂下の話など眼中になく、路留に会いに行ってばかりいる小南のことについて意見を交わす―――。
やがて、完成したホームページが公開され、メールによる注文が入る。そのお祝いにと、路留は、小南に携帯電話をプレゼント。
そんなある日、婦女暴行事件騒動をきっかけに、東子は、小南が無断で要の家に泊まっていると知り、ショックを受けて―――。
第7話
2004年11月24日放送
学校帰りの小南(小林涼子)が待ち伏せしていたかのように現れた小沼(村田充)に声を掛けられた。小南は、デジカメをもらったという気安さから信用し、小沼のアパートに付いて行く。小南は、小沼が東子(宮沢りえ)への恨みから、自分に接近してきたとは思いもしない。小沼は、密かに心を寄せていた東子に、「触られただけでも鳥肌が立つ」と言われたことから、ずっと仕返しのチャンスをうかがっていたのだ。
だが、小南を縛り上げ部屋に監禁して店に出た小沼は、秋恵(手塚理美)、加奈子(三浦理恵子)と一緒にやってきた東子が、実は自分のことを嫌っていなかったと気付き、焦りを隠せない。
東子がホロ酔い気分で帰宅した頃、路留(牧瀬里穂)は、小南がトイレの中から送ったSOSメールを受信し、大慌てで要(岸谷五朗)に伝えていた。小南が拉致監禁されたと知った要は、上司に緊急配備を依頼する一方で、小南からのメールに書かれていた情報を元に、戸別の聴き込み捜査を開始するが―――。
第8話
2004年12月1日放送
八丈島から戻り、小南(小林涼子)を連れて東子(宮沢りえ)の家に行った要(岸谷五朗)は、思わぬ光景を見た。なんと、路留(牧瀬里穂)が、買い物袋を持ち、「ただいま」といいながら入ってきたのだった―――。結局、成り行きから要は、妻、前妻、前妻の子と一緒に鍋を囲むことになるのだが―――。
要の謹慎処分が解け仕事に復帰して程なく、路留に女の声で、路留の父・隆夫(田村亮)が倒れた、との連絡が入った。慌てて病院に駆けつけた路留に、医師は隆夫がくも膜下出血だと告げる。
そんな中、路留は、隆夫のベッドのそばに付き添っている見知らぬ女(中村久美)に気付いた。路留に電話をしてきたのは、どうやらこの女で、しかも女が28年も隆夫と付き合ってきた愛人だと知った路留は―――。
第9話
2004年12月8日放送
隆夫(田村亮)の意識がようやく戻った日、路留(牧瀬里穂)は隆夫が書いたメモをたよりに美貴子(中村久美)の家を訪ねた。自分のことを逸子(吉田日出子)も知っているという美貴子は、殺されても本望だとの思いで隆夫と付き合ってきた、という。そして、思わず醜悪だという路留にも、美貴子は自分の立場を十分に自覚している様子で、堂々と居直って見せたのだった。
東子(宮沢りえ)が要(岸谷五朗)の前妻だったとの話が商店街に知れ渡る中、路留はついに行動を起こした。それは、要に置き手紙を残しての家出。路留は、美貴子の話を聞いて影響を受けたこともあったが、何より、要、東子、小南(小林涼子)と鍋料理を食べた時に疎外感を感じていたのだ―――。
一方、路留の家出に気付いて捜し回る要は、東子の店に行ったり、路留の実家に連絡を入れたりして、その居所を捜していた。そして、隆夫の病室を訪ねた要は、事情を知った逸子から思わぬ言葉を掛けられる…。
そしてまもなく、要の元に、路留から―――。
第10話
2004年12月15日放送
家を出た路留(牧瀬里穂)を捜す要(岸谷五朗)が、若者のイザコザに巻き込まれる中で、大事な警察手帳をなくしてしまう。もしそれが悪用されれば、もちろんクビは免れない。
だが、路留を捜し続けた要は、萌子(山口紗弥加)の部屋に戻った路留を見つけ、説得を始める。そんな要に路留も胸の中のわだかまりを全て吐き出すかのように反論するのだった…。
一方、小南(小林涼子)は、両親の離婚でまもなく香港に行くという西口とデートをして―。
果たして、要は路留の心をつなぎ止めることが出来るのか?
それとも離婚して東子(宮沢りえ)の元に戻るのか?
そして、警察手帳の紛失で警察官をクビになる瀬戸際に立たされた要の運命は―――?!
遂に感動の最終回! どうぞお見逃しなく!