【アナウンサーが語る!箱根駅伝】伊藤大海アナウンサー「原点と憧れの箱根駅伝」
「箱根駅伝の実況がしたいです!」
私が入社試験で想いを込め伝えた言葉です。
今、こうして箱根駅伝中継に携われることを大変幸せに思います。
私、実は高校時代までは箱根駅伝を目指していたランナーだったのです。
中学3年生の時、躍動する藤色のエース・駒澤大学の宇賀地強選手に憧れ、駅伝の世界へ。
都大路、そして未来の箱根駅伝を目指して走る高校時代でした。
しかし、西脇工業高校(兵庫県)など全国の強豪校との合宿でトップクラスの走りを肌で感じ、
とてつもない力の差を知った私は、自分の力では無理だと箱根駅伝の夢を諦めてしまいました。
ただ、選手としては諦めてしまった箱根駅伝ですが、
好きという気持ちは無くなりませんでした。
この想いが冒頭の言葉に繋がりました。
入社1年目、前回の箱根駅伝では、
先頭争いを伝える1号車のサブアナウンサーを担当させて頂きました。
凛と空気が澄んだお正月の東京・大手町のビル群。
その中を、時折朝日に照らされながら21人のランナーが一団で進みます。
その光景が神々しく、1号車の中で私には込み上げるものがありました。
「これを目指してよかった」と強く思った瞬間でした。
箱根駅伝に関わる全ての人のキラキラした輝きがより伝わるよう、
より輝かせられるように、その想いを胸に中継に臨みます。
夢は、第100回大会鶴見中継所で"100回目のタスキリレー"の実況。
そして、いつかは、1号車実況です。
伊藤大海アナウンサーが語る「箱根駅伝」いかがでしたか?
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