列車でスリが連続発生 車内で大量の財布を盗んだ犯人の手口とは?
1月27日(木)日本テレビ系で放送の「THE突破ファイル」では、実際にあった事件を元にした警察官の突破劇を再現ドラマで紹介。
警察官役をハナコの岡部大、EXITの兼近大樹、新條由芽、ぺこぱの松陰寺太勇、スリ専門の捜査官役をシソンヌのじろう、スリの被害者役をEXITのりんたろー。が演じた。
とある町で給料日の男がATMから出て、ご機嫌に明細を見ていた。
長財布を後ろポケットに入れながら電話をしていると、電話を切ろうとした瞬間に背後からスリの男が近寄ってくる。
財布を抜かれたと気づいた男は「何やってんだよ、盗っただろ財布!」と捕まえようとすると、警察官も近づき、スリの男は捕らえられ、財布も無事取り返すことができた。
その男はカフェで友達と会い、無事取り返すことができた財布を見せながら「バシッと奢らせていただきます!」と財布を開くと…なんとお札が全て抜き取られていた!
ポケットやカバンから財布などを抜き取るスリは、酔った客に抱きつくようにして財布を取る「抱きつきスリ」や、剃刀でカバンを切り裂き財布を盗む「断ち切りスリ」など、その手口が巧妙になってきている。
警察署に訪れた男は警察官から事情聴取を受けていた。そこで新たな事実が。なんと、犯行時刻に逮捕されたスリ犯人はおらず、犯行現場に現れた警察官は偽物。仲間が捕まったところに近づき、逮捕するフリをしながら財布から現金を抜き取るという手口だったのだ。
警察官が来たと安心した被害者は、その場で財布の中身を確認しないことが多いため事態の発覚が遅れることが多いという。
この町ではスリの犯罪が多発していたが、スリは現行犯での逮捕が基本のため捜査は困難。少しでも犯行グループの手がかりを掴むため巡査たちに「モサ」と呼ばれるスリ専門の捜査員も合流し、私服でパトロールを開始!
スリ専門の捜査員「モサ」は、もともとは被害者の荷物を「まさぐる」容疑者のことを指したが、「捕まえられるのは『猛者』だけ」ということから次第に捜査員をモサと呼ぶように。
「スリは一般人と目が違う。体の動きじゃなくて目の動きだけを追うんだ」とモサ。街ゆく人の目を見てパトロールを続けると、落とした小銭を拾ってくれた厚意につけ込み、財布をすろうとした犯行グループを逮捕。
無事、事件は解決と思われたが、今度は新たな大規模スリグループが出現!
さらに、かなりの被害者が広範囲に出ており、被害者はどこでスラれたのかわからないという。
被害届が出された全ての場所を地図上に張り出すと、ある共通点が明らかに。
「これ…ひょっとして電車内で起きてるんじゃないですか?」
同じ特急列車内で平日の出張客を狙ったスリグループが暗躍していると睨み、私服の警察官とモサは車内で各車両に分かれ張り込みを開始した。
しかし、この日は怪しい動きをする人物は現れず。
何事もなく終えたと思い警察署に帰ると、警察官が張り込んでいた車両でスリが4件も発生していたという報告が!
「一体どんな手口を使ったんだ?なんで一つの車両でこんなにもスリができる?絶対何かカラクリがあるはずだ、考えろ…考えろ…!」
そして1つの突破アイデアが!
「わかった!スリ犯の手口、見破ったり!」
その手口は、車両をわざと暑くさせて上着を脱がし、そこから財布を盗む方法。犯人は「寒気がする」などと理由をつけ車掌に車内の温度を上げるように指示し、多くの乗客が上着を脱いでフックにかけたところを後ろの空席から狙い、犯行を行っていたのだ。
このスリの手口はかけられた上着がブランコのように揺れていることから「ブランコスリ」と呼ばれ、被害者に直接触れることもないため、気づかれずに連続で犯行に及んでいたという。
そして警察官たちは車両に張り付き、見事犯人逮捕に成功!ひらめきと観察眼で導いた、見事な突破劇であった。
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