10、11月と、2回にわたってお送りしている、オペラ「トゥーランドット」。いよいよ、感動のクライマックス。
前回までの振り返りはコチラ
〜DIGEST〜
《第2幕》
トゥーランドット姫がカラフに3つの謎をかける。
謎・1 人々はそれを求め、願う。
宵と共に生まれ、暁と共に死んでいくものは?
トゥーランドット姫がカラフに3つの謎をかける。
謎・1 人々はそれを求め、願う。
宵と共に生まれ、暁と共に死んでいくものは?
謎・2 それは炎のように燃え上がるが、炎ではない。お前が
勝利すれば燃え上がり、負け死ねば冷たくなるものは?
勝利すれば燃え上がり、負け死ねば冷たくなるものは?
謎・3 それはお前に、熱き血潮をも、もたらす氷。
とても清らかなのに闇に閉ざされている。それは?
とても清らかなのに闇に閉ざされている。それは?
3問全ての謎を解き明かしたカラフ。
しかしトゥーランドット姫は、「私は誰のものにもならない」と言い張り、
掟の通りにカラフのものになることを拒む。
しかしトゥーランドット姫は、「私は誰のものにもならない」と言い張り、
掟の通りにカラフのものになることを拒む。
《第3幕》
そこでカラフは姫に、「明朝までに私の名前がわかれば、私の命を
差し出しましょう」と言う。
その夜、北京におふれが出された。
― その男の名前が朝までに分からなければ、皆処刑である
北京の者は誰も眠ってはならない ―
そこでカラフは姫に、「明朝までに私の名前がわかれば、私の命を
差し出しましょう」と言う。
その夜、北京におふれが出された。
― その男の名前が朝までに分からなければ、皆処刑である
北京の者は誰も眠ってはならない ―
ピン・ポン・パンは処刑を恐れ、カラフに名前を白状させようと、
様々な手段を試むが、カラフは決して名前を言わない。
様々な手段を試むが、カラフは決して名前を言わない。
そこへカラフの名前を知る、父ティムールと、父に仕えるリューが
取り押さえられ、カラフの目の前で2人への拷問が始まった。
取り押さえられ、カラフの目の前で2人への拷問が始まった。
拷問に耐えるリューは、
「名前を知っているが決して申しません、それが(カラフへの)愛なのです」と、
トゥーランドット姫に言う。
「名前を知っているが決して申しません、それが(カラフへの)愛なのです」と、
トゥーランドット姫に言う。
「姫様、貴女ももうすぐ、きっとあの方を愛するでしょう」
密かにカラフを愛していたリューは、カラフの名前を封じるために
自ら命を絶ってしまう。
密かにカラフを愛していたリューは、カラフの名前を封じるために
自ら命を絶ってしまう。
カラフは、リューの死を悲しみ、トゥーランドットの冷酷さに
怒りを表す。そして決して「愛」を受け入れようとしないトゥーランドット姫の唇を
強引に奪いにゆく。
怒りを表す。そして決して「愛」を受け入れようとしないトゥーランドット姫の唇を
強引に奪いにゆく。
姫はカラフの情熱的な口づけで、自分の心が変わってゆくのに気づく。
カラフは、自分の命をかけてトゥーランドットを愛していることを伝えるために、
ティムールの息子・カラフであることを告げ、自ら名前を明かす。
冷酷な姫は、愛に目覚めカラフを受け入れる。
カラフは、自分の命をかけてトゥーランドットを愛していることを伝えるために、
ティムールの息子・カラフであることを告げ、自ら名前を明かす。
冷酷な姫は、愛に目覚めカラフを受け入れる。
ついに、愛を分かち合う2人。
先祖ロウリン姫の呪いが解け、北京に平和が戻る。
先祖ロウリン姫の呪いが解け、北京に平和が戻る。
〜END〜