December 16,1999
アニメーションを作って、それをレンダリングしたら、最後に仕上げ。 仕上げというのは、レンダリングした複数の映像を合成したり、それに特殊効果をつけたりすることです。たとえば海中のシーンの場合、潜水艦の潜航する映像とマリンスノーを別々にレンダリングして、二つの映像を後で合成しています。 こういう作業をするソフトがカナダのモントリオール製エフェクト。合成は、その場で結果を見ながらインタラクティブに進めていく必要があるので、多くの場合ソフトとハードが一体化した専用機や、それに近いハードウェア環境をつくりますが、ぼくたちも、シリコングラフィックスのO2というワークステーションにストーンというディスクアレイをつなげて、合成専用マシンにしています。オペレーションはタブレット。 エフェクト以外にも、さまざまな解像度に対応できるエディーや、マックで使うアフターエフェクトといった合成ソフトも素材づくりに活用しています。 映画やコマーシャルでよく目にするCG映像の美しさは、この合成をいかに上手にやるかにかかっている、と言えます。でも、そのための手続きはあまりにも複雑。いちいち人間が「見え方」の調整をしなくてもいいようなCGができる日が待ち遠しい…。
インターネット係長 |