日本テレビほかで放送の「バゲット」では、今年も様々なお役立ちトピックやトレンドを特集。ホームページでもその放送内容をまとめ記事として公開している。今回公開するのは「腸活術」（9月12日（木）放送分）。

「最近、痩せにくくなってきた」「肌荒れが治らない」などの美容の悩みや、女性の大敵「冷え性」「生理痛」などの悩みは、腸の健康を保つことで改善できる可能性大！ そう提言するのは、小林メディカルクリニック東京・院長、医学博士・小林暁子先生。

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便秘外来でのべ20万人以上を診察してきた「腸活」のプロ・小林先生が語る、腸が元気になることのメリットは…

・きれいな血液が体中を循環。新陳代謝がアップすることで美肌＆美髪。
・脂肪も燃焼しやすくなり、お腹まわりもスッキリ。冷え性の改善も期待。
・体全体の免疫力アップ。近年の研究では、免疫力に関わる細胞の6〜7割が腸内に集中していることが判明したため。　

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今回は小林先生に「腸活術」をクイズ形式で解説していただいた。

Q.朝、目覚めたらコップ一杯の水を
A.一気に飲む B.少しずつ飲む 

正解はA.「一気に飲む」 。

「腸は睡眠中に消化・吸収を終えて、朝方は働いていないんですね。そこで水を飲むことで、腸を目覚めさせます」と小林先生。一気に飲むことでより刺激を与えられるという。腸を目覚めさせるとともに、便をやわらかくするメリットも。

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麦茶などでもOK、また冷たい水が苦手な方は常温のお水や白湯でも。また、1日には計1.5〜2リットルの水を、こまめに補給すべきとのこと。

Q.朝、お通じがないときは
A.とりあえず便座に座る B.便意がくるまで様子をみる

正解はA.「とりあえず便座に座る」 。

「毎朝の排便のリズムを作るためには、便意がなくても、決まった時間に便座に座ることが重要。習慣づけるのが大事」と小林先生。

ただ「無駄に長い時間座る」「力みすぎる＝血圧が上がってしまう」にはNGとのこと。

Q.腸活におすすめのご飯は？
A.炊きたてご飯 B.冷やご飯

正解はB.「冷やご飯」。

ご飯が冷める過程で、一部のでんぷんが再結晶し、消化されにくい糖質＝レジスタントスターチが増えるため。これは、太りづらい糖質として注目されているもの。

「小腸で消化されずに、大腸にまで届くので、カロリーも少し抑えられますし、善玉菌のエサになって腸の環境を良くしてくれるという効果があります。腸内環境を整えますから、肥満抑制・便秘改善・お肌を綺麗にするようなことも期待できます」と小林先生。

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冷めたじゃがいも・とうもろこし・インゲン豆・大麦などにもレジスタントスターチが多く含まれており「ポテトサラダなど」も当てはまるそう。

Q.便秘気味の人におすすめ、食物繊維が豊富な食材は？
A.枝豆 B.オクラ

正解はB.「オクラ」。

「食物繊維には不溶性と水溶性の2種類が存在します。不溶性の食物繊維を含む食材は枝豆・グリーンピースなど豆類・玄米などになります。水に溶けにくく、そのまま便の材料となり、排泄を促進してくれます。ただ便秘の方が摂り過ぎるとかさが多くなって詰まってしまいます」「水溶性の食物繊維は、オクラ・アボカド・わかめなど、ネバネバ食材に多いんですね。便秘気味の方にとっては、水に溶けやすく、便を柔らかくして排泄しやすくなる」というのが理由。

不溶性と水溶性の食物繊維を、バランスよく摂ることが大事で、キウイは不溶性と水溶性の比率が2:1で、理想的な食材とのこと。

座ったままでできる「美腸マッサージ」

さらに小林先生も日々実践するマッサージ術も紹介。

まずは、腸の働きを改善するマッサージ。おへそから真横に指3本分離れた位置にあるツボが「天枢（てんすう）」。ここを中指の腹を使って、左右同時に優しく押す。そして呼吸は「4拍で吸って、8拍で吐く」。

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続いては、便秘改善のマッサージ。おへそから斜め下に指3本分離れた位置にあるツボが「大巨（だいこ）」。ここを同じように優しく押し、同様に「4拍で吸って、8拍で吐く」。「新陳代謝を促しますのでぽっこりお腹にも効果が高い可能性があります」と小林先生。

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様々な「腸活」術。ただ、便秘の症状が気になる方は病気が隠れていることもあるので、便秘外来や専門の医療機関の受診もすべきとのこと。

※記事の内容は放送時のものです。