防災のプロがおすすめ 停電時・断水時「本当に使える」グッズ5選
東日本大震災から9年が経った3月11日(水)。この日、日本テレビほかで放送の「バゲット」では、防災のプロ・NPO法人「ママプラグ」代表 冨川万美さんおすすめの「本当に使える防災グッズ」5選を紹介した。
「ライフラインというと電気、ガス、水道が主ですが、ガスはカセットコンロで代用がきくことが多いため停電と断水の時に使える防災グッズを準備しておくことをおすすめしている」という冨川さん。今回の5選も、停電時・断水時に使えるグッズだ。
■5WAYで充電できる万能ライト
DABADA(ダバダ)「LEDランタン63灯」 2,998円(税込)
©︎日本テレビ
ランタンなので部屋全体が明るくでき、机にも置けるため日常の生活が送りやすい。フル充電で48時間連続使用OKと安心。
そして最大の特徴が、5種類の方法で充電可能なこと。冨川さんも「停電時、懐中電灯の電池がなくなってしまうかもしれないという不安がついてまわります。その心配をしないで使える照明器具があるととても便利」と語る。この商品であれば停電となっても様々な形で充電が可能。
乾電池での使用、USBでの充電、車載充電に加え、手回しでの充電やソーラーパネルでの充電が可能。手回しは下についている棒を取り出し5分間回すだけで約20分点灯可、ソーラーパネルでは合計24時間でフル充電が可能。
©︎日本テレビ
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USBの差し込み口もついているため、緊急時の携帯電話の充電にも。
■真っ暗闇でも安心なテープ
「高輝度PLC(蓄光テープ)(5mm×1M 3巻入)」980円(税別)
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「停電時に実は多い悩みが、(階段の)段差でつまずいたり、廊下の壁にぶつかって怪我をする」ことだと冨川さん。そんな暗闇の中での移動に役立つテープ。光を溜め込む蓄光テープで、企業や政府の官庁でも停電時の避難経路を確保するために使われている。
階段の段差や廊下の壁に沿って貼るだけ。蛍光灯やLEDなら20分ほど当てておくだけで暗闇の中で約6時間から8時間光るため、階段の上り下りが楽々に。廊下で使用すれば、壁も見えるようになるので便利。
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■食料の保存に便利な保冷剤
「倍速凍結・氷点下パックM」980円(税別)
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「停電時、明かりと同じくらいよくあるお悩みが、冷蔵庫の食料の問題です。食料を無駄にできない災害時、切実な悩みです」と冨川さん。そんな停電時の悩みから守ってくれる保冷剤。
一般的な保冷剤の約8倍の保冷力を誇り、事前に冷凍庫で約24時間冷やしておくと表面がマイナス16度まで冷える。
電源を落とした冷凍庫内の氷が約9時間で溶け始めたのに対し、この保冷剤を入れておくと氷が溶け始めたのは34時間後。約3.6倍以上の時間保存できるという結果も。
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■飲み水がない時の強い味方
「ソーヤーミニSP128」3,960円(税込)
※使用するときは説明書をよく読んでご利用ください
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「断水の時にとても大切なのが飲み水を確保するということです。人間1人が1日に必要な水は約3リットルと言われています。断水の期間にもよりますが(貯蓄した水が)なくなってしまう可能性もあります」と冨川さん。そんな時に頼れる防災グッズがこちら。
中にはU字型のフィルターが入っており、無数に開いた0.1ミクロンの穴で水をろ過。雨水などのろ過したい水を入れると、もう片方の穴から綺麗になった水が出てくるという商品。
元々はハイキングやキャンプに持っていくアウトドアグッズで、川や湖の水が飲めるようにと開発されたもの。川ですくった濁った水もこのフィルターを通せば綺麗な水に。
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フィルターの掃除は、付属の注射器で綺麗な水を通常とは逆方向に流す形。
■次世代の簡易トイレ
「トイレONE(20枚入)」3,580円(税込)
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「ほとんどの災害時のトイレに使われているのが凝固剤。この凝固剤入りのトイレは実際に初めて使ってみると、使い方に悩んだ声が多い」と冨川さん。
この商品は誰でも簡単に使える防災トイレ。ビニール袋の底に吸水シートが圧着されており、これをトイレに付けて便座を下ろすだけ。
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1枚で約500CC吸収と吸水力も抜群。後片付けも簡単で、そのまま縛るだけで燃えるゴミとして処理できる。
今回紹介したこれらのグッズは、インターネットを通して購入可能。
※記事の内容は放送時のものです。
気分がアガる 生活情報をお届けする情報番組「バゲット」。毎週月曜日〜木曜日 朝10:25〜11:30 日本テレビほかネット局にて放送中。
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