千鳥・かまいたち 4人の冠番組「千鳥かまいたちアワー」（日本テレビ系 毎週土曜よる11時30分）。6月22日（土）放送では、かまいたちがパーソナリティーを務める「高校生クイズ」を前に、濱家隆一のMC力を向上させる企画を実施。

まずは、クイズ番組を模したスタジオセットで、通常の濱家のMCを見てみることに。「さあ始まりました。濱家のクイズウルトラアワー。解答者の皆さんです、よろしくお願いします！」と軽快にスタートする濱家。ノブ、山内健司、タレントのギャビーと、解答者を一人ずつ紹介し、さっそくクイズを出題するも…「もうええ、もうええ」と大悟からストップが。

大悟いわく、濱家に学んでほしいMCのポイントは
・動けば動くほどいい
・独自の決め台詞
・熱すぎるコールアンドレスポンス
の3つ。

まずは、動きについて大悟が熱弁。というのも、レジェンドMCたちはとにかく動きまくっているとのこと。たしかに、解答席まで動きまくる愛川欽也さん、ダイナミックにVTRフリをする逸見政孝さんなどレジェンドMCたちの動きは特徴的だ。

「あんな動いていいんすか？」という濱家に、「当たり前」「ここ（スタジオの空いているスペース）って何やと思ってんの？」「お前が転がりまわるとこやねん」と大悟。

それに対して濱家は「MCでっせー！みたいなん嫌なんすよ」と反論。しかし、大悟は「美術さんとか大道具さんのこととかも何か考えろよ」「これ（セット）とかも何で神殿みたいにしてるんやろうとか、全然お前神殿の前に立ってる人間っぽくないやん」とスタジオのセットにまで考えを巡らせるようにアドバイス。

さらに、大悟は「プシューって煙が無くなった時にお前なりのその神殿感で」登場するように指示。濱家は「ないよ、俺の神殿感なんて」というが、「神殿感持ってない人間なんておるん？」という大悟が解答者の3人に神殿感を表現するように言うと、3人はそれぞれのポージングを決めて見せた。

2つ目のポイントは、独自の決め台詞。「高校生クイズ」の歴代司会者を見てみても、福留功男の「青春100%、青春真っ只中、燃えているかー！」、福澤朗の「関東大会燃えてゆけ、ファイヤー！」、ラルフ鈴木アナの「関東の力を世界へと響かせろ、パワー！」、桝太一の「青春しようぜ、ヴィクトリー！」、安村直樹アナの「トトトトトラーイ！」といったものがある。

「お前なりの何かをまず決めようか」「今パッと思いついた3文字言って」と大悟から振られ、思わず「サンダー！」と発した濱家。「トトトトトラーイ！」のように「サササササンダー！」になるかと思いきや、「トラ〜イがきたのがダメやねん実は」「トトトトで上がっていってんねん気持ちは。トトトト何？何？って、トライかってなってんねん」と独自の解説をする大悟。「だからサササササンダーもササササササー！だけでええ」と、決め台詞は「サササササー！」に決定。

こうして、番組のタイトルコールの後、スタジオの後ろから濱家がダッシュで登場し神殿ポーズをした後に、MC席へ戻って「サササササー！」という一連の登場シーンが完成した。

大悟は、解答者の紹介時ももっと動くように指示。一人紹介するごとに解答者席とMC席を行き来するようにアドバイスする大悟。また、山内からの「ちょっとおっきくて怖いです」「すごい威圧感があるMCになるから」という指摘を受けて、山内の紹介の際には膝立ちで山内に目線を合わせることに。

3つ目のポイントは、熱すぎるコールアンドレスポンス。こちらも「高校生クイズ」を例に、「何が何でも第一問突破するぞ！」「オー！」、「関東大会燃えていくぞ、ファイヤー！」「ファイヤー！」など、客席との一体感を感じさせるコールアンドレスポンスを紹介した。

一体感を生むべく、今回はスタジオのお客さんとコールアンドレスポンスをするよう提案。「要は、今日の優勝者はギャビーちゃんでしたーで、『優勝者は？』って言ったら『ギャビーちゃーん』」と大悟が例を示す。

さっそく濱家が観客を巻き込んだコールアンドレスポンスを実演。「今日の優勝者は？」「ギャビーちゃん！」、「MCは？」「濱家！」と盛り上がりを見せた。さらに、「この机の色は？」「黄色！」「黄色から？」「白！」と続き、「（お尻を向けて）ここは？」「お尻！」、最後は「俺の頭は？」という問いかけに対し、観客から「ハゲ！」というレスポンスが飛び出す結果に。濱家は「どついたろかい！」と返し、笑いを誘った。

ノブは、「俺初めてです。観覧のお姉さんからハゲ！って聞こえたの」と笑いながらコメント。大悟は「高校生クイズ頑張ってください。1万人の前でハゲ！」とエールを送るも、濱家は「一番あかんのがこの（千鳥かまいたちアワーの）放送あんま見てなくて、（高校生クイズ本番で）ここは？（のコール）で『シーン』が一番あかんからな」と不安を口にした。