千鳥・かまいたち 4人の冠番組「千鳥かまいたちアワー」（日本テレビ系 毎週土曜よる11時30分）。10月7日（土）放送では、ゲストに10月13日（金）公開の映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』に出演の岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥、安藤サクラを招き、千鳥、かまいたちの4人とお互いに聞きたいことを質問する「クエスチョンアワー」を開催。

まず、濱家隆一が聞いたのは「今までで一番大変だった仕事は？」という質問。『浅草キッド』を観たという濱家は、「（柳楽が）ホンマに後半（ビート）たけしさんにしか見えなくて。結構演技指導みたいなのもあるんですか？」と柳楽に尋ねる。

柳楽は「漫才の指導ですかね」「テンポがやっぱ難しくて。そういうところナイツの土屋（伸之）さんにちょっと教えていただいたりとかしながら」「松村（邦洋）さんに声のトーンを教わりました」と明かした。

松坂はCM撮影での裏話を告白。「北海道の雪山でものすごい吹雪いてたんですけど」「ほんとに寒すぎて顔にあざができ始めた」「薄い白衣着て『必ず勝つ 乳酸菌』みたいなことを言ったんですよ」と明かし、「負けそうなのに」（大悟）、「めっちゃ負けそうですね」（ノブ）とツッコまれる場面も。

岡田が大変だった仕事として挙げたのは、落語家の役をやった際のエピソード。「覚える落語の量がとてつもない」なか、「10代から70代までやる役だったんで、午前中おじいちゃんなんですけど、午後青年になってて」大変だったことを明かした。

安藤は「すごい太ってる女の子がボクシングして最後細マッチョになる映画があって」「最初、太って1ヶ月くらいかけて落として後半撮ると思ってたら」、1日のうちに両方の役を演じることになり「5分の準備の時間だけでボクサーになって、シュッってなった後撮らなくちゃいけなくて、とにかくその5分の間に顔とかマッサージしたりとか」と苦労を明かし、最後は「汗をかいたりとか、とにかく（顔をすぼめる）」と話し、「無理でしょ」（大悟）とスタジオを笑わせた。

山内健司が聞いたのは「すぐ泣けます？」という質問。

「意外と今のところ泣けてるなぁ」と話す柳楽に驚いた安藤。安藤は「泣くって書いてあるだけで台本を『この作品、泣かないといけないんだ』と思って一回こうして（閉じて）…」と明かす。また、「いざそういうシーンになって朝行った時に『この人今日泣く人だ』」という目で見られている気がして「いつも以上におちゃらけちゃう」と安藤。

「目薬作戦する人はあんまいないんですか？」という山内の質問には、柳楽が「泣けるってさっき言っちゃったんですけど、『浅草キッド』で後半泣かなきゃいけないシーンがあったんですよ」「泣ける準備万端にして現場行ったら、寄りから（撮影）かなと思ったら後ろからで」「そこで泣いちゃったら次、寄りになった時に泣けなくなっちゃって、それで泣き待ちだみたいな雰囲気になって、劇団ひとりさんが、ヒリヒリするミントみたいな（ものをくれて）」「ハッカみたいなやつをこう（目の下に）塗ったら出てきた」と裏話を明かした。

俳優ならではの苦労や裏話があるなか、山内の「（芸人は）リハから本気って我々すっごい抵抗あるんですよ」「本番はちゃんとやるけど、リハとか読み合わせで感情入れるのが恥ずかしくて」という話には安藤が共感。「同じ気持ちです、私たちも。みなさんのそこまで本気出すんだみたいな、じゃあこのくらいでやった方がいいのかなみたいな」と周りの雰囲気を見ながらテンションを合わせているとのこと。

さらに、濱家が何かが起こった時に言葉のない演技をすることを「恥ずかしくないですか？」と聞くと、安藤が「でもさ、あれあれ『桃李…』とか（名前をつぶやく演技）。絶対普段何かあった時に『桃李…』とか言わないじゃん。『母さん…』みたいな」と乗っかり、松坂も「分かる分かる」「ノブさんが何かをやったリアクションを見た時に『ノブさん…』みたいな。絶対に言うわけない」と普段ならやらない行動を演技では求められることに共感した。