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ザ!鉄腕!DASH!!

日曜よる7時00分~7時58分 放送

DASH島 ~ロープウエー・蘇る空の道~

2023.05.07 公開

「この時期になると“海のミルク"が気になるよね」DASH島では、あの食材が食べ頃を迎えていた。ビタミンやミネラルなどが豊富な、冬が旬のマガキ。
今年は城島に新たなアイディアが。「燻した感じで食べたい。“ウッドプランクグリル"」それは、木の板ごと蒸し焼きにする調理法。

ネイティブアメリカンが、木の板にサーモンを載せて焼いたのが発祥と言われ、今キャンパーたちの間でも注目を集めるアウトドア料理。
さっそく、太一と松岡がマガキを、城島とリチャードが杉を調達することに。

まずは、調理に必要な杉。それには、浜に目ぼしいものが。「これこれ、この前(ロープウエーの支柱で)使ったやつ」この杉を厚さ3cmに切り出していく。
一方、太一と松岡は、島の東側、秘密のポイントへ。「今(引き潮で)チャンスタイムだから」実は去年、この牡蠣の穴場を見つけ、美味しくなるのを待っていた。

以前は水温10℃の真冬の海で、ずぶ濡れになりながら採っていたマガキが、「うわ、ここにも、すげーあるね!大漁じゃん」東側の浜にごろごろと。
調べてみると、マガキは産卵期に精子と卵子を海中に放出。数日間漂いながら受精して小さな貝に。そこから岩などに付着し、海中のプランクトンを餌にして成長するのだが、島のほとんどが山のDASH島の沿岸は、滲み出したミネラルを餌にするプランクトンが豊富。

さらに、遠浅の海岸は、天敵となる魚も入り込めないため、マガキが伸び伸びと育つ。
一方、城島とリチャードは、執念の手ノコで切り出した杉の板を井戸水に。半日以上浸け込めば、直火で焼いても燃えにくくなる。

そして、採れたてのマガキの剥き身を杉板の上へ並べ、鍋で蓋をして1時間蒸し焼きに。後は、杉の香りが十分に行き渡るのを待つ。
DASH島で初のウッドプランクグリル。そのお味は「めちゃくちゃ美味い!杉の香りが凝縮されてる」「これ他の魚とかタコでもできるね」

海の恵みをいただいたら、目下進行中のロープウエー計画へ。前回、巨大な流木を加工し、400kg超の支柱を人力で立てた。
次は、ワイヤの張り具合を調整する総重量1.6tのオモリを集める作業へ。

その手段として、DASH島の至る所に転がっている石を大量に集めることに。
過去に、ロープウエーの師匠、綾香さんから手ほどきを受け、溶接技能を身につけたリチャードが石を入れても崩れない鉄製のカゴを作製。これに1.4t分の石を詰め、ワイヤを張るためのオモリにする計画。

まずは、近場の崩れた石垣から石を調達。ロープウエーのスタート地点から40mの場所。城島がリチャードに勧めたのは、開拓当初から地道な運搬に愛用してきた道具・しょいこ。
これに石を積んで担げば、リチャードでも20kg分の石を一気に。「立ち上がる時の掛け声は“よっしょいこ"ね」

しかし、1度に運べるのは2人でおよそ40kg。とりあえず、この日は5往復。
崩れた石垣の石はあらかた取り尽くし、今度は南の浜へ。肉体派スタッフのランボーとコマンドーの力も借り、リチャードは自分の持てる限界の重さの石を運ぶことに。

コマンドーの推定では、「(リチャードの限界は)20kgくらい」筋肉の効率的な使い方を学びながら、浜から300kg分の石を運び、残りは900kg。
そして、石を集め続けること9日間。残り300kgまでに。「1度に大きい石(300kg級)いっちゃうか」3人が集まったこの日は、一気に1.4tまで到達したい。

そこで、浜で目ぼしい巨石を見つけると、「トロッコに乗せて運ぶ」線路までは、ピラミッド建築などにも使われたという、丸太をタイヤ代わりにする運び方で。
まず、運ぶ道筋に足場板を敷き、てこの力で300kgの石を動かし、並べた丸太の上に乗せる。後は石を引っ張り、転がる丸太の上を移動させていく。

櫓を立てて滑車の力を利用すれば、300kgの巨石をトロッコに乗せるのも難なく。トロッコで運べば、わずか3分で「もう着いた。(線路作った)TOKIOさんに感謝」
が、シンタローが気づいた。「鉄カゴにつっかえ棒が…」鉄カゴの上部真ん中には棒があり、大きな石は入らない。そこで、「しゃーない、石を砕くか」

日を改め、その準備を。石に深さ6cmほどの穴を掘り、「くさびを打ち込んだら、ヒビが入って割れる」それは、石橋の建設で学んだこと。
掘った穴にそれよりも太い大矢を入れて打ち込むと、裂けるように石が割れる。重要なのは力が伝わるよう、大矢にハンマーの面を垂直に当てること。

そして、何とか二つに割った石を鉄カゴへ。半分になったとはいえかなりの重さ。コマンドーも加わり、9日間かけて集めた石を入れていく。
必要な重さは1カゴ800kg。そのためには石を隙間なく。そして、2時間かけ、島中の石が詰まった1.6tもの重りが揃った。

まずは、垂れたままのワイヤを浮かせ先端にオモリを取り付け、その重みでピンと張りたいのだが、そのためには、まず「ワイヤと重りのバランスを均等にしないと」
というのも、例えば、100kgの力でワイヤを引っ張っていた場合、800kgの重りを吊るした瞬間、重みに負けてワイヤが伸び、オモリが下に落ちてしまう。

逆にワイヤを引っ張る力が強すぎると、オモリの方が軽いため、吊るした瞬間に跳ね上がってしまう。つまり、ワイヤとオモリを同じ力で引っ張り上げてから吊るさなければ。
そのためには、「ワイヤとオモリを同時に引っ張って、オモリが浮けば張り合ってる」

ワイヤとオモリの先にそれぞれ滑車をつけ、滑車に巻きつけたワイヤを巨大な巻き取り装置・神楽桟に繋げる。
これを巻き取っていけば、オモリとワイヤが一気に同じ力で引っ張られる。だが、肝心の巻き取り装置には不安要素が。

それは以前、スタッフがワイヤを引き上げていたときのこと。あり合わせの材料で作った巻き取り装置が、100kgの負荷に耐えきれず、その一部が大破。
さらに頑丈に修復したものの、今回は8倍近い800kg。そこで、さらにもうひと工夫を。「滑車がむちゃくちゃ重要ですね」

引っ張る力が少なくて済む滑車の原理。二重滑車を使えば4分の1、三重滑車を使えば6分の1の力で済む。今回は、少しでも負担を減らすため滑車の数を増やし、四重滑車で8分の1に。
「800kgを人力で巻くのは初めて」師匠・綾香さんも初の作業。「緊張感持ってやろう」

巻き取り始めると、滑車が次第に近づいていき、地面に垂れていたワイヤが地上10mまで。神楽桟がミシミシと悲鳴を上げ始めた時、「(オモリが)動いた、上がってる、上がってる!」
つまり、「山側のワイヤにも800kgかかってる」これでワイヤとオモリ、同じ力で引っ張れている状態。

あとは、ワイヤとオモリを直接繋げば、「ワイヤがピンと張った」と、この張り具合を確かめる方法。綾香さんがワイヤを叩くと、少し遅れて振動が。
「振動が(終点で)跳ね返って伝わってくる」叩いた衝撃が終点まで伝わり、返ってくる時間をみて、適度な張り具合を見極める昔ながらの方法。「いい張り具合です」

さらに、もう一本のワイヤも同じ要領で。「(ワイヤ2本)張れました!」これを起点装置にセットすれば、「形になってきましたね」「早く動いてるとこ見たい」
50年以上、途切れていた空の道がついに。再び稼働する日も近い。

【DASH島 特設サイト】

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