その頃、長瀬と太一も別行動で島の中心街を逃げ惑っていた。
太一は、とある民家に身を隠させてもらうことに。
その家は、漁船に給油するためのタンク船を持つ石橋さん宅。
これはチャンスとばかりに、
この船で島から脱出をさせてもらえないかと交渉する太一。

すると・・・
石橋さん「船はまだ仕事中だから、夕方5時以降ならいいぞ」
すんなり快諾して頂いたものの、時刻はまだ3時前。
そこで、5時に待ち合わせ場所を決めて、別の隠れ家を探すことに。
太一「必ず電話します。電話が無かったら、捕まったと思って下さい!」


一方、長瀬は島の中心街のお店で漁船の持ち主を求めて情報収集。
長瀬「漁船をお持ちの方ってご存じないですか?」
店の主人「俺も持っているよ」
偶然にも、その方は漁師もやっていた。
店の主人「でも、今は店の留守番してるから、すぐは無理だなぁ」
長瀬「え・・・?」

と、そのとき、中心街を捜査中の刑事たちが長瀬が潜伏している店の近くに!
「ピッ!ピッ!」
ビーコンの音に、主人との話を止める長瀬。
そして刑事は、店の前を・・・静かに通過。
ビーコンの反応が無くなり、ほっと胸を撫で下ろす長瀬。

すると、主人からある提案が。
店の主人「そしたら、近所の漁師に頼んでみっか?」
と、店の外に出ていく主人。
しばらく待つと、近所で漁師を営む三鬼さんを連れて来てくれた。
長瀬の事情を聞いた三鬼さんは、漁船を出してくれることを快諾してくれた。

三鬼さんの船は、漁協の近くに停泊しているという。
そこで、漁協を待ち合わせ場所として、店を後にする長瀬。
長瀬「これでようやく脱出できる・・・」
安堵の表情を浮かべる長瀬。