国学院大学 北本 拓教授
専門:バイオメカニクス、スポーツ健康生理学
スポーツがより早く上手になるためには、どのようにすれば効果的かを研究している先生。
運動に必要な筋肉の働き、目的に応じた無理・無駄のない効率のよい運動、神経と筋肉の変化など、様々な観点から野球を含めたスポーツ全般を調査対象としている。

早速、先生の研究室に向かった二人。
すると、突然先生が二人に目をつぶらせたまま立たせ、それぞれの額にシールを貼る。
そして、先生「額に貼ったものをさわってみてください。」
すると、太一・眞彦君共に「右手」で自分の額に手を当てる。
もちろん、答えはシールなのだが、実は先生は人が不思議なものを触るときに利き手を使うことを利用した実験を行っていた。
つい、何気なく二人は額に右手でさわったが、それが「右利き」を示す確かな証拠となっていた。

そもそも、人間の体は右側・左側、上半身・下半身などバランスを取り合って成り立っている。
そのため、片側だけの使用はそのバランスを崩してしまうので、人は左右均等に運動したほうが良い。
つまり、先生によると左利きになるためには、右手と左手両方を鍛える必要があるという。
また、利き腕でないほうを鍛えて前後左右のバランスをとることは、血液の循環が良くなり、肩こりや腰痛猫背などの防止にも伝わる。
そこで、先生が作成したという「利き手テスト」を実際に行ってみる。