ふと、太一が何かを発見した。
それは、風を受けやすそうな三角柱の「新宿住友ビル」。
さっそく現場に向かうと、ザワザワと風を感じる。
しばらく、ビルの周りを歩いて風を探していると、
太一「あっあっ!ここ風強い!!」
と、立ち止まった場所はビルの角に当たる場所。


つい数m前までは、ほとんど吹いていなかった風が、
その場所に来ると吹いている。この謎の現象に、
長瀬が来た道を戻り、確かめると、
長瀬「ああっ!ここでなんか雰囲気が変わる!」
フラッグを並べて確かめると、たしかに長瀬の言う地点から、
フラッグがはためかなくなっている!
そして長瀬は気づいた。
長瀬「こっち側が広くなってるからじゃないの?」


そう、新宿住友ビルはその形から、となりの間との隙間に
風が集まりやすくなっていたのだ。さらに、今、二人は
その風がもっとも強い場所にいる。
確信を得た二人。風向きを見て、マットを敷き、
初めてのジャンプのスタンバイ完了!