交通手段を海へともとめた城島、陽も傾きはじめたため力の限り走って港へ向かう。 そこで見つけた漁船に乗せていただけないかと交渉するが、
漁師さん「見ての通りシケてるからねぇ」
この夏いくつもの上陸した大型台風、その影響を残した海に船を出すことは難しいという。 困り果てキョロキョロと落ち着かない様子になってきた城島。
城島「マジで負けてまうがな・・・」
と、城島があるものに気づいた。

城島「あの自転車って・・・」
漁師さん「オレんだけど・・・」

立て掛けてあった自転車に目をつけた城島、そう、マウンテンバイクに対抗するのはやはり往年の城島の愛機シゲチャンマン号! 漁師さんにお願いし、ご厚意でお借りした臨時シゲチャンマン号にまたがり、自転車同士の真っ向勝負で遅れを取り戻しにかかる!!

そのころ達也は、目一杯風を受けあっという間にひと山を下りきっていた。
達也「えっ、また山かぁ・・・」
行く手に山を確認した達也、だが物怖じせずに選んだ道は舗装された道から外れた森の中。
達也「遠回りしちゃぁ意味ないからね・・・!」
方角を確認すると、確かに向かう方向はヤブの中。 道も何もないヤブのなかでは自転車を漕げるスペースも限られる。 だが達也はペースを落とすことも、立ち止まることもなく突き進んでいく。