一方、自然生のフルコースでもまだ腹の満たされない達也と花田さん。貪欲に鍋を探し、防府市の酪農家の牧場へとやってきていた。
ここでは「初乳鍋」と呼ばれる、子牛を生んでから一週間以内に取れた乳を使った鍋を味わえるのだという。
そこでさっそく、子牛を産んだばかりの雌牛ブーリーから少し乳を分けてもらうことに。達也が慣れない手つきで絞ったその初乳は、普通の牛乳とは成分が異なるため、少し黄身がかったものだった。

この滅多に味わうことのできない特別な牛乳に、夏みかんの絞り汁をまぜて即席の牛乳豆腐を作る。これを具に、初乳とバターで味をつけた初乳鍋が完成!
濃厚な牛乳の味とたっぷりの栄養が詰まったこの鍋も、牧場でしか味わうことのできない貴重なもの。乳をわけてくれたブーリーとその子牛にお礼を言い、達也と花田さんはさらなる鍋料理を求めて再び周南市へと向かった。

そして夕暮れの周南市魚市場へやってきた2人。2人が探しているのは、このあたりで水揚げされるという巨大ヒラメ。だがすでに取引きは終了し片づけの真っ最中。作業中の方に話を伺うと、近くの店に今日水揚げされた巨大ヒラメが卸されたという。
しかもその重さ9kgにも及ぶ超大物とのこと!達也はこの情報に一縷の望みをかけ、すでに誰かの腹におさまっていないことを祈りつつ、教えてもらった店へと向かった。