にわかに慌しくなる刑事たち。だが焦りを感じているのは逃げる長瀬も一緒だった。
北長野駅からの特急で一気に新潟県直江津駅まで向かうことができると踏んでいたが、それを待っていたのではこの場で刑事たちに追いつかれてしまう。
しびれを切らした長瀬は、とりあえずの移動として妙高高原までの電車に乗り込んだのだった。

一方、長瀬のこの焦りを読んでいた刑事たちは、長瀬が乗る予定だった直江津行きの電車に乗り込み最後の戦いに備える。
しかし念には念を入れる二戸キャップは、城島・松岡に命じて妙高高原での捜索をさせることに。
この策が功を奏し、聞き込みによって長瀬の足取りを掴んだ城島・松岡。どうやら長瀬は妙高高原からバスで赤倉温泉まで移動し、そこからさらにバスを乗り継ぎ直江津へと向かったらしい。

時刻は19時45分。ヤドカリ泥棒長瀬が、ついに日本海に面した直江津に足を踏み入れた。
そしてそれを追って続々と直江津入りを果たす刑事たち!
果たしてヤドカリ泥棒は海まで逃げ切ることができるのか!?それとも時刻表刑事たちがまさに水際で食い止めることができるのか!?