グラウンドを後にした2人が、次に向かった先は、生徒たちが生活している建物。
3年間寝起きする寮内には、様々な決まりがある。
寝具の耳をきちんと揃うようにたたむことはもちろん、生徒個人のロッカーの中も整理がされてないといけない。
これはつまり、自分で自分を律するという、これもまた自衛隊員に欠かせない訓練の一つでもある。

そんな学び舎を見学し終えた2人がだん吉に乗り込み、走らせると、雨の中、敬礼で見送ってくれる生徒たち。
松岡「みんなしっかりしてる。大人だなあ」
と、しみじみ感じ、だん吉を走らせ、先を急ぐ。

三浦半島をさらに南下。
国道134号線を進み、相模湾沿いを走るだん吉。
長井漁港を過ぎた時だった。
松岡「なんだ?このしめ縄?」
それは、電柱の間にしめ縄が結ばれていた。しめ縄だけなく、サイコロやわらじもくくりつけられている。
それは、町の他の場所にもあった。
松岡「しめ縄だらけだね」