泥をキレイにしてくれる生物が来てくれれば…。
木村さん曰く、冬はナマコがいいという。
ナマコは、古くは万葉の時代より、日本人にとってなじみの深い食材。貴重な食材であるのと同時に、泥を浄化する能力がある。
そこで、海底の様子を船長カメラで確認。
果たして、海底にナマコはいるのか?
海底は、一面のヘドロ。
達也「ここにいないっていうことは環境がないってこと?」
城島「その環境を作ってあげないと」

そこで、横浜の南、金沢湾へ。
かつては、江戸一番のナマコの名産地として知られ、獲れたてのナマコは天日に干され、かつては将軍にも献上された一級品だった。
現在でもその姿を残す金沢湾は、横浜で唯一残る自然海岸を有するほど、様々な生態系が。

金沢の海を知り尽くす、早川さんと、研究者工藤さんの案内でナマコがいると思われる場所へ移動し、海底を覗いてみると、砂地の上に、転石や岩がゴロゴロしていた。
これが、ナマコやそのほかの生き物にとっては重要な環境であるという。
ボートの上からもヒトデなどの姿が見えた。
ヒトデは、ナマコと同し種類の棘皮(きょくひ)動物。
同じ岩場を好むが、ヒトデの方が悪い環境にも強いという。