新緑が眩しい5月上旬。
燦々と降り注ぐ太陽の中、早くも芽吹き始めた西洋ワサビ。さらに2週間もすると、
達也「すごい葉っぱだな」
葉丈18cmまでに生長し、大物の片麟を覗かせる。
達也「調子いいんじゃない?」
城島「生長して欲しいね」

本ワサビの葵形とは異なる、青々とした小判型の葉、このまま順調に育ってくれるか?

梅雨の6月。日照不足からナスや瓜などが軒並み調子を崩す中、西洋ワサビの生長具合を確認してみると、
達也「葉っぱがでかいね」
天候に左右されにくいアブラナ科たる所以、葉丈31cm、目標となる高さの3分の1まで生長していた。が、
達也「やばいよ、無いじゃん」
その育ちの良さが裏目に出たか、青虫に狙われ、葉の至る所に穴が。
達也「これは大至急だよ」

事態は急を要すると、早速、唐辛子入りの木酢液を葉に散布し被害を食い止める。
達也「大至急、大至急!」
これで、木酢液を嫌った青虫が逃げ出し、葉の安全は守られたが、念には念を入れ。
達也「まず、卵生みに来させないようにしなきゃ」
畑の周囲を竹で囲み、その中に木酢液を流し入れ、卵を生みに来る蝶の侵入を防ぐ。
達也「隣の畑にも良さそうだな」
早急な対策でなんとか被害を最小限に食い止めることが出来た。