12月。
マコモは完全に枯れて、待望の収穫時期。
早速、しめて18本のマコモズミと思しき、茎を収穫。
マコモズミとして活用するには完全に水分を抜いて、乾燥した胞子状態にする必要がある。

マコモの茎ごと干す事で組織の中に入り組んだ粒子の細かいマコモズミを無駄無く採取できる。
城島「これが染料になるんやもんな」
中身が乾くまではおよそ半年。
村では漆採取も待ってのお盆づくりのため、約1年、じっくり乾燥させて寝かせる事に。

1年後の2009年11月には、じっくり天日にさらしたマコモも充分乾燥が進み、いよいよ精製の段階へ。
その中身を見てみると…
達也「黒ではないんだな、マコモズミ」
太一「面白い色になりそう」

砕いた茎をサラシで振るうと、色は焦げ茶というより茶色に近く、それは乾燥が進んだ証でもある。
その質感は、サラサラとしており、
達也「ベビーパウダーみたい」
太一「これが染料になる」