このままでは、リベンジに挑戦する事さえ出来ない。なんとかスーパーボールを強化せねばと、思案する二人。と、ここで、
小笠原さん「カーボン」
小笠原さん曰く、カーボンとは炭素の事でカーボンをゴムに練り込む事により、ゴム分子の結合を助けてより伸縮性の高い頑丈なゴムになるそう。
実際、車のタイヤなどにも使用されており、色が黒いのは耐久性を増す為にカーボンが使われているためだという。

専門家ならではの知恵を授かり、近所で炭を買ってきた二人。
太一「もうこれに賭けるしかないね」
最後の望みを賭けて、炭を砕いてゴムに練り込んでいく。
達也「もうタイヤだよ」
タイヤの様に真っ黒なカーボン入りのゴムが出来た。これを再び型に入れて圧力を加え、焼きを入れると…
達也「すげぇ!悪そう」
独特の風格が漂う黒いカーボン入り巨大スーパーボールの完成!

カーボン入りのスーパーボールを持って再び、広場に訪れた二人。
太一「これダメだったら、どうしようもないもんな」
真っ黒なスーパーボールに思いを託して…いざ!
達也「行くぞー」
達也の掛け声と共に、高さ20mから一気に落下していくスーパーボール。
太一「うぉー!」
地面に衝突した瞬間、衝撃を反発力に変え、跳ねた高さは17mを記録。
見事、5トンもの衝撃に耐えられるスーパーボールが出来た!