ラムセスに向かう達也は、水上バスを降り、カイロの喧騒の中。
信号の少ないエジプトでは、通行中の車道を横断するのが当たり前。
遠慮なく通過していく車に躊躇しながらも、なんとか横断。
そして到着したターミナルで運よくラムセス行きの乗合バスを見つけ、乗車。
そのころパリ、シャルル・ド・ゴール空港に降り立った松岡。
空港ターミナルを急ぐ先に“歩く歩道"を発見。ここぞとばかり、
松岡「これで歩数を節約しないとね」
と、後ろからお急ぎの方が迫り、やむなくトランクを転がす。
そんなこんなで、松岡午後2時、2000歩未満でパリを脱出。

バルセロナでは、太一が空港へ向かうロープ・ウェイから街を見下ろす。
感傷に浸りつつも、そこは先を急ぐ旅。バスを乗り継ぎ、空港へ。
松岡に続いて、残り約500歩でローマへと飛び立つ。
そして、達也は待望のラムセス駅。
バスターミナルで聞き込み。400番のバスが空港行きのようだが、行き交うバスのどれがそうなのか、ここでも難解なアラビア語が壁となる。
すると現地の方々が、数字と行き先である空港の名前をアラビア文字で書いて教えてくれた。
ここからヒッチハイカー作戦。探すというより、運転手に見つけて頂く。
と、カイロ空港行きのバスが止まり、見事乗車。
そして、空港から残り500歩を切って、決戦の地ローマへ。

そして舞台の地、ローマ、レオナルド・ダ・ヴィンチ空港。
古代から繁栄が続いたローマには、数々の美しい建築物が街を彩り、その1つ『トレヴィの泉』がゴール地点。
現時点で最も少ない歩数は松岡。続いて太一、達也は若干苦しい数字。
ともかく三人全員ローマ入りを決めた。
まず、順調な松岡が移動に選んだのはテルミニ駅へ続く特急列車レオナルドエクスプレス。
だが慣れない地で、重要なチケットのルールを知らず。
自動改札ならぬ乗車前のスタンプは、親切な方からの忠告。
とはいえ、歩数は大幅ロス。歩数を使って罰金回避。
改めて、空港からローマ市内中心部にある、テルミニ駅へ。
そして、同じ頃、なぜかローマにあの男も降り立った?