長さおよそ700mになったこの毛糸を染める作業に。
4人のイメージは、ベースが白、それに赤・黄・緑で、さらに色鮮やかなアクセントをあしらうというデザイン。
鈴木先生曰く、それらの色に染める材料が、村の里山にあるという。
早速、探しに出ると…。
鈴木先生「これこれ、ニホンアカネ」
松岡「アカネ?赤い根っこでアカネ?」

あらゆる野山に自生し、その赤い根を煮出して抽出される色は、日本最古の染料とも言われる。

続いて、黄色の染料となるものを探す。
小川の水辺で見つけたのは…
鈴木先生「これはね、コブナグサ」
葉の形が、フナのようであるために名前がつけられたコブナグサ。
黄色に染める染料となる。
アカネでは根を使ったが、このコブナグサで使うのは葉と茎の部分。
達也「けっこう採れたよ」
こうして手に入った天然の染料は赤と黄色。
続く緑は、これをもとに別の方法で作る。

まずは、根を叩いてつぶしたアカネと、細かく切ったコブナグサを火にかけ、ゆっくりと煮出していく。
松岡「どうなるか楽しみだね」
火にかけること30分、様子を見てみると…。
アカネを煮出したものは真っ赤になっていた。
一方のコブナグサの方は、お茶に似た黄色。
松岡「赤と黄色」
これに浸けて、毛糸を染める前にすべきことがあった。