10月に入りいよいよセーターづくりは、編み作業に。
前、後ろ、左右の袖を分担して別々で編み、最後に縫い合わせてセーターを完成させる。
編む際の基本は、横を「目」、縦を「段」と数える。
この数え方でサイズも形も決まるため、まずは試し編みをして、この毛糸で10p四方ならば、目と段がいくつになるかを確かめる。
鈴木先生「最初はメリアス編みという楽な編み方」
しかし、どんな仕事も器用にこなす達也だが、苦戦。
達也「無理だと思う…。リーダーが45歳ぐらいになっちゃうぞ」
四苦八苦する達也の隣では、コツをつかんだのか、礼斗の手つきが滑らかなにかろやかになっていた。
まだぎこちない達也を横目に順調に進めていき…
礼斗「できました」

完成した礼斗のものをサンプルにし、目数と段数を確認すると、10p四方で11目・17段。
これを基準とし、城島のシャツをこっそりと使い、寸法を取りそれを元に実寸大の設計図を作る。
「40」の赤い部分と、白い部分を繰り返して編んでいくというが・・・
達也「大変だ…」

いよいよ編み物の工程へ。背中の部分を担当するのは達也。
達也「縦に102段か…よし、やろう」
作業の合間、城島に見つからないように、こっそりとせっせと編み物を続け、編み進めていくと、達也の棒針が、難関の「40」の文字に近づく。
達也「来ました、40」
ここから赤い毛糸に持ち換えて、編み進め、白い糸は裏側でひとまずお休み。
そこから赤い毛糸で編み込んでいき、赤の文字部分が終わると、再び、白の糸で編むという繰り返し。