繊維同士をさらに細かく絡ませるには、先端に溝が付いたフェルトニードルで繊維を絡めながら縮めていく。
繰り返し刺していると…。
太一「縮まってく!楽しい!」
羊毛の繊維が少しずつ絡み合って固まり、密度が高い生地になり、
太一「フェルトを自分で作れるとは思わないもんね」
そして、ワッペンの生地が完成。

今度は、この上に、さらに赤い唇を重ねる。
胸にあしらう、城島のシンボルくちびるワッペンの完成!
これを縫い付け、鮮やかでセクシーなアクセントとなった。
太一「かわいい!!」
これで前の部分は出来上がり、セーターの全体のイメージもつかめてきた。
その頃には、毛糸と棒針を手放せなくなっていた達也は、仕事の合間にもせっせと編み続け、最後の追い込み。

11月。
いよいよ迎えた、城島40歳の誕生日。なんとか今日の夜には渡したい、急ピッチで作業を進め、ついに後ろが完成
達也「これで背中OK!!」
が、まだ終わりではない。
それぞれをつなぎ合わせ、最後に「しげ」の文字を、
達也「夜までには作らないと」
日が暮れる頃、ついに手作りセーターが完成した!!