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これで水の勢いが増し、遠くに飛ばすことができるはず。
そして、2つ目の問題点、曲がりを直す作業。
それにはまず、700℃のバーナーで加熱し、竹を柔らかくする。
次に曲がりに対し逆方向に押し、矯正していく。
松岡「鉄みたいに竹も熱いうちに曲げないといけないんですね」
最後に水で冷やせば、真っすぐな状態のまま竹が固まる。
これが長年受け継がれた竹の加工技術。
しかし、今回は規格外の太さと長さ、想定通りにいくか? |
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そもそも竹が大きすぎて、矯正する時に竹を固定する矯(た)め木がない。
そこで職人さんが考えてくれた巨大な竹用の矯め木がフォークリフト。
これに竹をくくりつけ、曲がりの逆方向に押していく。
まずは、曲がっている部分をバーナーで熱する。
焼くほどに竹は茶色くなり、柔らかくなっていく。
みんなで押して曲がりを矯正したら、すかさず水で冷やして固める。
この作業を何度も繰り返し、ようやく納得のいく1本が完成。 |
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そして、最後の問題は竹の節。
これを取るため、竹を一度半分に割り、節を取ったら再び元に戻してくっつける作戦。
ただし、一番先の部分だけ節を残しておく。
まずは竹の上下に切り込みを入れ、真っ二つに。
これも熟練の職人さんだからこそ出来る技。
そして、ここからは松岡・長瀬の手で節を取り除いていく。
削り残しがあるとうまく水が流れていかないため、丁寧な仕事が要求される。 |
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